大人気を集めるヴェゼルより少し大きいカローラクロスに類似したサイズ感のホンダ「ZR-V(HR-V)」。
ホンダは、2022年9月に先行予約を開始した。発売は2023年春頃と発表していて、価格は294,9万円からとなる。
納期が長くなるであろう現在、早期での注文が必要になるため、徹底的に最新情報をリークし皆さんのお役に立てれば幸いだ。
見どころは、見積もり、限界値引きの公開、内装外装などの情報となっている。
2022年9月先行予約を開始!ホンダ新型ZR-Vについて!最新情報まとめてスクープ

*こちらの記事は、最新情報を把握しだい随時更新しております。
外装デザイン

注目のエクステリアデザインは、ホンダらしくないデザインと言える。近年では、ヴェゼル、新型シビック、新型ステップワゴンの方で、シンプルなデザインを採用しているためだ。
台形の形をもった大きなフロントグリルが中央にあり、中はヘキサゴン柄となっている。ヘッドライトは、ホンダの車らしくシンプルで、端のL字の部分がデイライト、車幅灯、ウインカーとして点灯する。バンパーは、SUVらしく無骨で迫力を表現するようなデザインで、近年のホンダデザインでは珍しいデザインとなっている。
個人的には、迫力を持たせ、マッスル感のあるデザインで、とてもかっこいいと思う。

続いて、サイド。室内空間をしっかりと確保したボディの形状が見て理解できる。
ただ、ルーフエンドやボディ各所には曲線を持ち、丸みをもったデザインとなっていて、レクサスのようにやたらと迫力を出しているわけではない。
サイドミラーは、しっかりとドア上部に配置し、Aピラー周辺の視界を確保する。

リヤは、やはりの一文字テールランプではない。ただ、リヤガラス上部に大型スポイラー、LEDテールランプにライン発光を採用し、しっかりと上質感を確保している。
ヴェゼルと同じように、バンパーやタイヤフェンダーに、ピアノブラック塗装を採用し、完成度の高いデザインを感じさせる。
個人的には、トレンドの一文字テールランプがよかったと思うが、ここは好みであろう。

そして、2022年7月に日本仕様車が公開された。
デザインが変化しており、フロントグリルは縦基調に変更。バンパーもデザインが変更され、ボディ同色塗装を多用し、都会的なデザインとなっている。

サイドは、タイヤフェンダーアーチモールのデザインがピアノブラック塗装から、ボディ同色塗装へ変更されている。

リヤは、バンパーのデザインが変更され、ピアノブラック塗装から、ボディ同色塗装へ変更。海外仕様ではなかった、マフラーデザインも確認できる。
日本仕様は、海外仕様からタフで無骨なデザインを少し減らし、都会的で高級感を意識したデザインへと変化することになる。日本ユーザーの好みを考慮した変更だろうが、吉と出るのか注目したいところだ。
内装デザイン

続いて、インテリアを見ていこう。新型シビック同様に「HMI(Human Machine Interface)」乗る人を中心とした考えを元に開発した車となっていて、ダッシュボードが低く、前方視界が開けている。
全体は、シビックと同じデザインで、ダイヤル操作のエアコンパネル、ハニカム柄のエアコン吹き出し口、9インチナビ画面などが共通となっている。
シフトレバーを配置するセンターコンソール部分は、シビックよりもしっかりとしたデザインで、大きい形状を持ち、左右にレザー超素材を採用していることが確認できる。



そして、ヴェゼルなどでは非採用の「ワンタッチパワームーンルーフ」を採用。窓を開けて、開放感の確保、空気の入れ替えが可能だ。また、ルームランプが、ヴェゼル同様に、タッチ式を採用していることが画像から確認できる。
ライバルは、トヨタカローラクロス、RAV4、ハリアー、日産エクストレイル、CX-5などだ。
ヴェゼルでは、勝負にならなかった相手も、これならしっかりと太刀打ちできる。

大人気を集めているカローラクロスと見比べると、かなり上質感で上回っていることが確認できる。HONDAらしい美学に纏められたインテリアは、とても居心地が良さそうで、好印象だ。

そして、インテリアも日本使用車の画像が公開された。
これは、ハイブリッドe:HEV Zだけに採用されるインテリアで、インテリアカラーはマルーンというものだ。海外仕様より、上質感を強く演出する色彩豊な内装色はとてもいいだろう。
ボディカラー







新型ZR-V・ボディカラー |
プレミアムクリスタル ガーネット・メタリック |
ミッドナイト ブルービーム メタリック |
クリスタル ブラック・パール |
スーパー プラチナグレー メタリック |
ノルディック フォレスト・パール |
プレミアム クリスタルブルー メタリック |
プラチナ ホワイト・パール |
内装カラーと素材感


ZR-Vに設定されるインテリアは、下記の通り。
グレード | カラー | 素材 |
X | ブラック | 合成皮革&ファブリック |
Z | ブラック | 本革 |
e:HEVX | ブラック マルーン | 合成皮革&ファブリック |
e:HEVZ | ブラック マルーン | 本革 |
車両サイズ&室内の広さ
全長×全幅×全高 | 4570×1840×1620mm |
室内長×室内幅×室内高 | 2535×1470×1280mm |
ZR-Vの車両サイズは、ヴェゼルよりおおよそ全長236mm、全幅48mm、全高20mmほど大きい。
プラットフォーム

ZR-Vは、新型シビックとプラットフォームを共用する。ホイールベースは、ZR-Vよりシビックの方が70mmほど短いとのこと。
ヴェゼルは、コンパクトカーフィットをベースとして設計された車となっているため、大きな走行性能の違いが期待できるであろう。
パワートレインなど走行性能
ZR-Vは、ガソリンエンジンとハイブリッドエンジンを設定する。
ガソリンエンジンは、米国の2Lエンジンからダウンサイジング。1.5Lエンジンを日本仕様では搭載する。このため、レギュラーガソリン仕様となる。
種類・シリンダー数 | 直列4気筒 |
総排気量 | 1.5L |
トランスミッション | CVT |
使用燃料 | レギュラー |
最高出力 | 128kW(178PS)/6,500rpm |
最大トルク | 240N・m(kgf・m)/4,200rpm |
WLTC燃費 | FF:14.6km/L 4WD:13.9km/L |
ハイブリッドエンジンは、新開発2.0L 直噴エンジンをSUVに初搭載。新型シビックからの流用となる。新次元2モーターハイブリッドシステムで、新開発のものだ。
種類・シリンダー数 | 直列4気筒DOHC |
総排気量 | 1.993L |
使用燃料 | レギュラーガソリン |
最高出力 | 104kW(141PS)/6,000r.p.m. |
最大トルク | 182N・m(kgf・m)/4,500rpm |
フロントモーター最高出力/最大トルク | kW(PS)/N・m(kgf・m) |
リヤモーター最高出力/最大トルク | W(PS)/N・m(kgf・m) |
WLTC燃費 | FF:22.1km/L 4WD:21.7km/L |
ハイブリッドのe:HEVは、4つの走行モードを用意。NOMAL、SNOW、ECON、SPORTから選択してドライブを楽しむことができる。
安全先進装備ホンダセンシング(Honda SENSING)
新型ZR-V安全先進装備
- 衝突軽減ブレーキ(CMBS)
- 誤発進抑制機能
- 後方誤発進抑制機能
- 後退出庫サポート
- 近距離衝突軽減ブレーキ
- 路外逸脱抑制機能
- 渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)0km/h以上
- 車線維持支援システム(LKAS)
- 先行車発進お知らせ機能
- 標識認識機能
- トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)
など
基本的に新型シビックと準拠する内容
注目の新装備

新装備
- リアルタイムAWD
- ヒルディセントコントロール
- ハニカムグリルデザイン
今後のスケジュール
事項 | 日程 |
先行予約 | 2022年9月 |
発売 | 2023年春 |
顧客への本格的な情報解禁は、2022年秋ごろが予定されていて、順次先行予約での受注開始となる。
メーカー自身も生産できる台数が正確に見通せない状況で、発売は2022年後半から2023年春へ延期されてしまった。納期の長期化が懸念される。
新型ZR-V グレード展開と価格

新型ZR-Vのグレード展開は、日本仕様だと下記の内容を予定する。
1.5Lガソリン | 2WD(FF)円 | 4WD円 |
X | 2,949,100 | 3,169,100 |
Z | 3,548,600 | 3,768,600 |
2Le:HEV | 2WD(FF)円 | 4WD(E-four)円 |
e:HEV X | 3,298,900 | 3,518,900 |
e:HEV Z | 3,899,500 | 4,119,500 |
価格は予想通り、ヴェゼルより70万円ほど高い価格帯で販売され、299万円〜からのスタート価格で、お値打ち感をPRする戦略となっている。
価格帯としては、ハリアー、CX-5をライバルとしている。
ホンダ新型ヴェゼル【見積もり公開!価格UP装備のコスパは?】HONDA VEZEL 2021
ハリアー見積もり公開!改良で価格は高くPHEVを新設定
マツダCX-5【見積もり総額と値引きは?】2021年12月マイナーチェンジ
オプションについて
メーカーオプション
次に、確認することができているメーカーオプションを見ていこう。ZR-Vは、一つだけ設定される。
メーカーオプションとは?
メーカーオプションは、自動車製造工場で取り付けを行うため、納車後にあとから購入することは基本的にできない。
項目 | 金額(円) |
●Honda CONNECTディスプレー+ETC2.0車載器〈ナビゲーション連動〉 ●マルチビューカメラシステム ●ワイヤレス充電器 | 292,000 |
上記のセットオプションをつけると左サイドミラーの補助ミラーが外れる。
ディーラーオプション
ディーラーオプションとは?
販売店で取り付けを行うオプションのこと。納車した後からも、取り付けを行うことができるため、迷うなら保留が鉄則だ。販売会社により、少し価格が異なるため参考に見て欲しい。
*明らかになり次第、更新
項目 | 金額(円) |
フロアマット | 41,700 |
ホンダZR-Vの見積もり総額は高いか?
ZR-V e:HEV X 装備と見積もりチェック
e:HEV X 主要装備一覧


e:HEV X 主要装備
- Honda SENSING
- フルLEDヘッドライト〈デイタイムランニングランプ付〉(マニュアルレベリング/オートライトコントロール機構付)
- Honda CONNECT for Gathers+ナビ装着用スペシャルパッケージ
- 10.2インチ デジタルグラフィックメーター
- ドライブモードスイッチ(NORMALモード、SNOWモード、ECONモード、SPORTモード)
- 左右独立温度コントロール式フルオート・エアコンディショナー
- リアベンチレーション
- シートヒーター(運転席/助手席)〈4WD車〉
- パワーテールゲート(予約クローズ機能付)
- USBジャック(Type-A/急速充電対応タイプ)
- USBチャージャー(Type-C/急速充電対応タイプ)
- 後席充電用USBジャック(急速充電対応タイプ2個付)
- コンビシート(プライムスムース×ファブリック)
- ハイデッキセンターコンソール(ドリンクホルダー/大型アームレスト付コンソールボックス付)
- 18インチアルミホイール(ピューターグレー)
- エレクトリックギアセレクター
- メタル製減速セレクター
など
e:HEV X 見積もり公開!!
現金での支払い総額は、3,983,000円
項目金額 | 金額(10%税込み:円) |
e:HEV X | 3,298,900 |
・マルチビューカメラシステム ・Honda Connect9inchディスプレイ ・ETC2.0 ・ワイヤレス充電器 | 292,000 |
ドライブレコーダー | 65,100 |
フロアマット | 41,700 |
税金・諸費用 | 285,300 |
ナビゲーションは、ディーラーオプションで購入することも可能だが、メーカー純正のセットOPがオススメなのでこれを選択している。割高なものではない。
ZR-V e:HEV Z 装備と見積もりチェック
e:HEV Z 主要装備一覧


e:HEV Z 主要装備
🔻前述Xの装備に加えて
- フルLEDヘッドライト〈デイタイムランニングランプ付〉(オートレベリング/オートライトコントロール機構付)
- LEDアクティブコーナリングライト
- Honda CONNECTディスプレー+ETC2.0車載器〈ナビゲーション連動〉
- マルチビューカメラシステム
- BOSEプレミアムサウンドシステム(12スピーカー)
- 運転席8ウェイパワーシート(スライド/リクライニング/ハイト前・後)+助手席4ウェイパワーシート(スライド/リクライニング)
- ドライビングポジションシステム
- 左右独立温度コントロール式フルオート・エアコンディショナー(プラズマクラスター技術搭載)
- シートヒーター(運転席/助手席/リア左右席〈4WD車〉)
- ステアリングヒーター
- ハンズフリーアクセスパワーテールゲート(予約クローズ機能付)
- ワイヤレス充電器
- 本革シート
- ステンレス製スポーツペダル
- エキパイフィニッシャー
- 18インチアルミホイール(ベルリナブラック+切削)
- など
上位グレードZは、全部付きのグレードでメーカーオプションはなしとなる。
e:HEV Z (2WD・FF) 見積もり公開!!
現金での支払い総額は、4,291,600円
項目金額 | 金額(10%税込み:円) |
e:HEV Z | 3,899,500 |
ドライブレコーダー | 65,100 |
フロアマット | 41,700 |
税金・諸費用 | 285,300 |
大台の400万円を超えてしまった!ハリアーのハイブリッドよりは価格が安いので、長い納期と天秤にかけて、ZR-Vを購入するのもアリではある。
ZR-V注意点とは?
ZR-V注意点
①はやくも納期がヤバい
②ガソリンXのコスパが凄くて十分すぎる
③パノラマルーフの設定なし
④Xはナビを11.4インチまで自由に選択できる
⑤補助ミラーは外れるときと外れないときがある
⑥Zではメーカーナビが強制装備となり9インチが限界
⑦暗い夜道を走行するならZを買うべき
⑧綺麗な空気を求めるならZを買うべき
⑨Xはマフラーがダサくなる
⑩Zは夏にシートが蒸れて暑く不快である
⑪シートヒーターの設定がややこしい
⑫Zは荷室が少し狭くなる
ZR-V購入したいと思った理由
購入したい理由
- ホンダらしくなくイカつい
- イタリア車みたい
- 内装は高級感がある
- サイズ感が日本にちょうどいい
- 早く買えば納期もそこそこ早い
- リセールバリューも期待できる
ZR-Vの限界値引きは新型車だけにかなり少ない
ホンダ販売店は、ZR-Vへほとんど値引きを行わない。3万円〜9万円が値引きの相場と販売店から回答を得た。
お得意様やディーラーオプションを多く購入したお客さんには、車両本体価格と付属品価格からで値引き18万円を出した一例があるようだ。ただ、これが限界の値引き金額になるとのことだ。
動画でさらに詳しくチェック!
愛車が何円か?日頃から確認を。45秒です!