日産が2022年6月16日に発売する軽自動車EV(電気自動車)「サクラ」。
いよいよ、注文時の見積書が貰えるようになった。全貌を明らかにするため、徹底解説していく。
価格は、2,333,100円~2,940,300円となる。
2022年6月発売開始!日産軽自動車EVサクラについて!最新情報まとめ

記事の内容と流れ
- 最新情報まとめ
- 内装外装デザイン
- 車両サイズ
- グレードと本体価格
- 補助金は?
- オプション
- 見積もり2パターン
- 注意点
- 限界値引き
軽自動車EVサクラとは?圧倒的な感動の提供を目指す

日産自動車は、三菱自動車との共同プロジェクトとして、軽クラスのEV(電気自動車)を開発し、2022年夏にも発売を予定。
軽クラスとして誕生する新型車「サクラ」は、新開発のEVプラットフォームを採用し、コンパクトなボディでありながら、軽自動車クラスの常識を覆す。
加速では、EVならではの高い出力から生み出す力強い加速、シームレスな乗り味、クラスに革命を巻き起こす高い静粛性を軽自動車クラスでありながら確保。
さらに、軽クラスとして初の先進運転支援技術「プロパイロットパーキング」を採用。
小型乗用車でありながら、クルマでの移動を「誰もがワクワクする体験」として、提供を行う。
コンパクトな軽自動車ながら快適な走りを提供するためパワフルな加速を提供

日産は、世界初の量産型EV「日産リーフ」、従来のパワートレインから革命を巻き起こす「e-POWER」を通して、モーター走行がもたらす走りの楽しさを多くのユーザーへ提供してきた。
「サクラ」では、最大195Nmのトルクを発揮するモーターと、高度な制御技術により実現したすばやくなめらかな加速により、高速道路での合流も無理なくスムーズに行うことを可能とし、モーターの構造を最適化することにより、軽自動車としては最高水準の静粛性を実現。
小回り性能(最小回転半径4.8m)とあわせ、快適な運転を可能とする。
新開発のEVパワートレインや低重心のパッケージ「e-パワートレイン」は、低重心化による車体の安定性を高め、段差通過時などにおいても高い乗り心地性能を提供し、従来の軽自動車では体験できない快適なドライビングを提供する。
ドライブモードは「Eco」「Standard」「Sport」の3つを用意。シーンに合わせたドライブを提供する。
また、アクセルペダルだけで車速を自在にコントロールできるe-Pedal Stepの搭載により、加減速を繰り返す市街地走行、なめらかな減速が必要な雪道などでの運転を、さらに快適で楽しいものとする。
バッテリー容量は20kWh!街乗りで充電を繰り返すような使い方となる

サクラは、「日産リーフ」へ搭載する最先端のリチウムイオンバッテリー総電力量20kWhを持ち、軽自動車EVでありながら安心して日常で使用できる航続距離「最大180km(WLTCモード)」を確保。
EVバッテリーの電力を自宅へ給電することもでき、災害などの停電時には「走る蓄電池」となり、非常用電源として約1日分の電力給電を可能とする。
外部給電機能も採用され、電化製品などを使用することも可能だ(補助金増額条件)。
誰もが運転をエンジョイ!最新の「プロパイロット」と「リモートパーキング」も採用が期待される

サクラには、運転支援技術「プロパイロット」を採用し,
自動的駐車を可能とする「プロパイロット パーキング」を軽自動車として初採用し、ステアリング、アクセル、シフトチェンジ、ブレーキ、パーキングブレーキの全てを自動制御する。
軽自動車に革命を!上質でデザイン性の高いデザインとは??
外装デザインはEVらしく無駄を排除!トレンドも混在させる

サクラは、フロントマスクにおいて、アリアで採用された新しい日産デザインと共通点を持つもので、先進的で上質な仕上がり。
日産の象徴Vモーショングリルを中心にフロントマスクが、設計。グリルは、アリアと同様に格子パターンを表現。薄型で質感の高いLEDヘッドランプと一体感をもつデザインとなる。
サイドデザインも、プレスラインによる抑揚などで、質感の高いデザイン表現が確認できる。
ただ、サイドミラーがAピラー根元へ配置されており、視覚が生まれている。交差点においての安全確認は、気をつけた方がいいであろう。
リヤ


リヤもかなり質感の高いデザインで、左右端まで配置する一文字テールランプが見る目を引く。
これは、軽自動車では採用されてこなかったデザインで、先進感の強調に一役買っている。
リヤガラス上には、大型スポイラーを配置しており、質感やスポーティ感向上の演出が確認できる。
全体的に、質感の高いデザインで、従来の軽自動車から一山超えたデザインとなっている。素晴らしいデザイン性と言えるのでは、ないだろうか。

これは、よくあることですから、5月の発表に期待しましょう!
サクラの内装はフルデジタル表示や贅沢装備などがスゴイ!

サクラは、これまでの軽自動車から一線を画す上質なインテリアを持つ。
44,000円のオプション設定で、「本革巻きステアリング、合成皮革&トリコットシート、室内夜間イルミ照明」を用意する。
メーターの方は、新型ノートシリーズなどに採用されるフルTFTメーターを採用し、センターディスプレイと繋がるような造形となっている。

居心地のよい「部屋」を意識し、上質なトリコット(ファブリック)の素材感を大切に、デザイン。
上位グレードでは、軽自動車離れしたインテリアが提供される。
車両サイズは?しっかりと軽!日本のお買い物に最適

全長×全幅×全高 | 3395×1475×1655mm |
サクラ 発売日と納期は?
事項 | 日程 |
発表 | 5月20日 |
発売 | 6月16日 |
納期最新情報 | 4~11ヶ月待ち |
見積もりなどの取得は、販売店にて可能な状況で、順次展示車の配備も行われる。
サクラ 価格は233,31円から!車両本体価格一覧

サクラ | 2WD(FF) |
S | 2,333,100円 |
X | 2,399,100円 |
G | 2,940,300円 |
グレード間の価格差は?
- S→X 66,000円
- X→G 541,200円
やはり、電気自動車ということで、従来のパワートレインを保有する軽より価格が高い。
プロパイロット、アダプティブLEDヘッドライトなどの上級装備は、Sで設定なし。Xでオプション設定。Gでは、標準装備となる。このため、Gは大きく価格を上げる。
日産で販売が好調な「ルークス」でも、価格帯は147万円〜182万円(2WD)。これは、電動パーキングやプロパイロットなどを標準装備とする。
以上より、サクラの車両本体価格は、割高感が際立つ。
サクラ 補助金は55万円以上!!さらに優遇制度が多数!しかし、買う気には??
経済産業省が管理する令和4年度予算「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」は、個人、法人などを対象に補助金を支給する。
サクラは、下記のいずれかを満たす設定で販売されるから、
- 車載コンセント(1500W/AC100V)を搭載し給電機能がある車両
- 充放電設備を経由して電力を取り出すことができる車両
対象車概要 | 補助金の上限額 |
軽電気自動車 | 45万円 |
軽電気自動車:外部給電機能付き | 55万円 |
補助金は、55万円の支給となる。
自治体によっては、さらなる補助金が独自に用意され、東京都在住なら東京都から45万円の補助金が支給され、合計100万円の補助金が貰えることになる。
この場合、車両本体価格で計算すると実質の負担価格は、133万円〜194万円となるから、驚きだ。
さらに、各都道府県の自治体は、電動車普及のために、自動車税の免税措置を採用。東京都、愛知県など多くの自治体で、現在採用中だ。

オプションはやはりセット縛りが厳しい

メーカーオプション
日産は、ノートシリーズなどで、メーカーオプションにセット縛りを設けてきたが、同じような内容がサクラでも確認できる。
必要ないものまで、購入せざるを得ないのは、残念だ。
項目 | 金額 | 設定グレード |
純正オリジナルナビ取り付けパッケージ | 40,700円 | S,X |
純正オリジナルナビ取り付けパッケージ&インテリジェントアラウンドビューモニター | 84,700円 | S,X |
寒冷地仕様(ホットプラスパッケージ) ●LEDフォグランプ ●ホットプラスパッケージ(ステアリングヒーター、運転席ヒーター付シート、助手席ヒーター付シート、ヒーター付ドアミラー、リヤヒーターダクト) ●クリアビューパッケージ(ワイパーデアイサー、リヤLEDフォグランプ) など | 111,100円 | S,X |
アダプティブLEDヘッドライト&SRSニーエアバック(運転席)&後席シートベルトリマインダー(非着用時)&ロードリミッター付き | 35,200円 | X |
Nissan connectナビゲーションシステム&ETC2.0&USB電源ソケット&SOSコール | 281,600円 | X |
Nissan connectナビゲーションシステム&ETC2.0&USB電源ソケット&SOSコール&インテリジェントアラウンドビューモニター&アダプティブLEDヘッドライト&後席シートベルトリマインダー(非着用時)&ロードリミッター付き&SRSニーエアバック(運転席) | 377,300円 | X |
Nissan connectナビゲーションシステム&ETC2.0&USB電源スケット&SOSコール&インテリジェントアラウンドビューモニター&アダプティブLEDヘッドライト&後席シートベルトリマインダー(非着用時)&ロードリミッター付き&SRSニーエアバック(運転席)&プロパイロット | 445,500円 | X |
15インチアルミホイール | 22,000円 | G |
プレミアインテリアPKG ・リヤドアトリムクロス貼り ・本革巻きステアリング ・夜間イルミ照明 ・合成皮革&トリコットシート | 44,000円 | G |
寒冷地仕様 ●LEDフォグランプ ●ホットプラスパッケージ(助手席ヒーター付シート、ヒーター付ドアミラー、リヤヒーターダクト) ●クリアビューパッケージ(ワイパーデアイサー、リヤLEDフォグランプ) など | 83,600円 | G |
充電ケーブル | 55,000円 | S,X,G |
メーカーオプションで、Xにプロパイロットを付けようとすると、445,500円となる。
プロパイロットが欲しいなら、上位グレードGを買うのが、良い選択であろう。
ボディーカラーは色彩豊かな15色


新型サクラ・ボディカラー |
暁-アカツキ-サンライズカッパー(M)/ブラック(P) 2トーン〈特別塗装色〉 |
ブロッサムピンク(TM)/ブラック(P) 2トーン〈特別塗装色〉 |
ソルベブルー(M)/チタニウムグレー(M) 2トーン〈特別塗装色〉 |
ホワイトパール(3P)/チタニウムグレー(M) 2トーン〈特別塗装色〉 |
スパークリングレッド(PM)/ブラック(P) 2トーン〈特別塗装色〉 |
チタニウムグレー(M)/ブラック(P) 2トーン〈特別塗装色〉 |
フローズンバニラパール(M)/ブラック(P) 2トーン〈特別塗装色〉 |
ソルベブルー(M)/ブラック(P) 2トーン〈特別塗装色〉 |
ホワイトパール(3P)/ブラック(P) 2トーン〈特別塗装色〉 |
ブラック(P) |
スターリングシルバー(M) |
スパークリングレッド(PM) |
アッシュブラウン(M)〈特別塗装色〉 |
ソルベブルー(M)〈特別塗装色〉 |
ホワイトパール(3P)〈特別塗装色〉 |
日産初のEV電気自動車!サクラの見積もり総額は高いか?
サクラ X 装備と見積もりチェック
X(2WD)主要装備一覧


X 主要装備
- IRカット&スーパーUVカット断熱グリーンガラス〈フロントドア〉
- ファブリック調インストパネル
- シート地 トリコット
- フロントセンターアームレスト
- インテリジェント エマージェンシーブレーキ
- 踏み間違い衝突防止アシスト
など
X(2WD) 見積もり公開!!プロパイロットは避けて購入を
現金での支払い総額は、3,137,793円
項目金額 | 金額(10%税込み) |
車両価格 X | 2,399,100円 |
ブラック | 0円 |
寒冷地仕様(ホットプラスパッケージ) ●LEDフォグランプ ●ホットプラスパッケージ(ステアリングヒーター、運転席ヒーター付シート、助手席ヒーター付シート、ヒーター付ドアミラー、リヤヒーターダクト) ●クリアビューパッケージ(ワイパーデアイサー、リヤLEDフォグランプ) など | 111,100円 |
アダプティブLEDヘッドライト&SRSニーエアバック(運転席)&後席シートベルトリマインダー(非着用時)&ロードリミッター付き | 35,200円 |
Nissan connectナビゲーションシステム&ETC2.0&USB電源ソケット&SOSコール | 281,600円 |
ベーシックパック ・フロアカーペット ・プラスチックバイザー ・ナンバープレート ・ナンバーロック | 55,639円 |
ドライブレコーダー(前後) | 61,180円 |
充電ケーブル | 55,000円 |
ETC2.0 | 45,804円 |
ETCセットアップ | 2,750円 |
税金・諸費用 | 90,420円 |
メーカーオプションは、中間グレードでプロパイロットを省くべきと判断。
アダプティブLEDライトは、価格が安いので、選択したい。
また、シートヒーターも必需装備と考えているため、選択している。
サクラG 装備と見積もりチェック
G(2WD)主要装備一覧


G 主要装備
- インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物 検知機能付)
- シート地 トリコット
- クリアブラックシールド
- プロパイロット
- カッパー加飾〈インストパネル、ドアフィニッシャー〉
- EV専用NissanConnectナビゲーションシステム(地デジ内蔵)(9インチワイドディスプレイ、ハンズフリーフォン、VICS(FM多重)、ボイスコマンド、Bluetooth(R)対応、USB接続、Apple CarPlay・Android Auto(TM)連携機能、AM/FMラジオ、NissanConnect サービス対応、iPod(R)対応)
など
サクラ G 見積もり総額は?上位グレードだけのオプションは選択したい
現金での支払い総額は、3,400,693円
項目金額 | 金額(10%税込み) |
車両価格 G | 2,940,300円 |
ブラック | 0円 |
15インチアルミホイール | 22,000円 |
プレミアインテリアPKG ・リヤドアトリムクロス貼り ・本革巻きステアリング ・夜間イルミ照明 ・合成皮革&トリコットシート | 44,000円 |
寒冷地仕様 ・助手席シートヒーター ・リヤLEDフォグランプ | 83,600円 |
ベーシックパック ・フロアカーペット ・プラスチックバイザー ・ナンバープレート ・ナンバーロック | 55,639円 |
ドライブレコーダー(前後) | 61,180円 |
充電ケーブル | 55,000円 |
ETC2.0 | 45,804円 |
ETCセットアップ | 2,750円 |
税金・諸費用 | 90,420円 |
車両本体価格は、前述のXより541,200円も高いが、標準装備が多く購入するオプションが少なくなるため、総額では価格差が近くなる。
紹介した見積もりの総額では、約26万円高となった。Xの見積もりで、プロパイロットを購入していれば、さらに金額は近くなる。
このため、サクラのおすすめグレードは、上位グレードGとなる。
上位グレードのみ設定のアルミホイールは、購入をお薦めする。

補助金を適用すると負担を小さくなるが、、それでも高いよな
前述の見積もりで購入し、55万円の補助金を受け取っても、実質負担の価格は、250万円から270万円超となる。
日産ルークスが、180万円から240万円で購入可能だから、高い買い物であるのは事実となる。
街乗り高級EVとして、どれだけの価値がある車なのか。
内装外装、走りの面で、270万円超の実力が提供できる車なのか。
ここにサクラが売れるか、売れないか、命運が掛かっているといえる。
サクラ 注意点は?
ココが気になる
- 生産や納期長期化に気をつけたい
- 支払い総額が300万円超えと高い
- 中間グレードはプロパイロットを選択せずに買いたい
- 航続距離「最大180km(WLTCモード)」と短い
- オーダーストップの可能性も十分ある
- 補助金は4年間の所有義務あり
- 充電環境をじっくりと検討する必要あり
限界値引きは新型車だけに辛い!補助金を調べてもれなく申請を
日産販売店は、EV軽自動車「サクラ」へほとんど値引きを行わない。5万円〜10万円が値引きの限界と販売店から回答を得た。
基本的には、EV補助金、自治体の免税措置、販売店のキャンペーンを適用して、お値打ち感をPRしていく方針とのことだ。
コーティングや下取り依頼をすれば、値引きは多少大きくなるかもしれないが、これは騙されているだけだ。
関連記事を見ていただくことで、大きな損を防ぎ、お得に乗り換えることができるようになる。
動画でさらに詳しく
愛車が何円か?日頃から確認を。45秒です!