トヨタライズは、コンパクトなサイズながら、驚くくらいの広い荷室サイズを持つ。
本記事では、トヨタライズの通常時の荷室サイズ、荷質容量、ライバル車の荷室サイズとの比較、後席を倒したときのスペース、フラットになるのか詳しくお伝えする。
トヨタライズ 後席使用時の荷室サイズは?容量は?

(左)デッキボード上の状態で303L(荷室)▶︎このとき床下は145Lの容量を確保する(ガソリン2WD)
(右)デッキボード下の状態で369L(荷室)▶︎このとき床下は80Lの容量を確保する(ガソリン2WD)
ライズの後席使用時の荷室寸法は、デッキボードが下段にある状態で、高さ865ミリ、幅1000ミリ、奥行き755ミリとなっており、大きな荷物も難なく載せることが出来る。
また、デッキボード下のアンダーラゲッジスぺ―スは、ガソリン2WDで高さ215ミリ、幅815ミリ、奥行き745ミリとなる。
荷室容量はデッキボードが下段にある状態で、コンパクトSUVトップクラスの369L、デッキボード下を合わせると後席を使用した状態でも449Lの大容量となる(369L+床下収納)。
ガソリンとハイブリッドで、細かな違いがあるから、下記の表で詳しく確認してほしい。
ライズ荷室:2022年3月調査 | 荷質容量 デッキボード上段下段:容量(L) |
荷質容量 全車(ハイブリッド&ガソリン) | 上段:303L 下段:369L |
ライズ(パワートレイン):2022年3月調査 | デッキボード床下容量 デッキボード上段下段:容量(L) |
ガソリン2WD | 上段:145L 下段:80L |
ガソリン4WD | 上段:104L 下段:38L |
ハイブリッド2WD | 上段:81L 下段:17L |
ハイブリッドでは、最大386Lを確保することになる(369L+床下収納)。
食材や日用品のまとめ買い、大きな荷物が必要な旅行、キャンプやBBQなどのアウトドア、レジャーにも難なく対応できる。
後席に人が座った状態でも十分な荷室スペースを確保できるため、家族やグループでの利用にも向いているのが、ライズの特徴である。
ライズとライバル車の荷室サイズは?

ライズは、コンパクトSUVの中でも優秀な荷室の広さを特徴としているが、ライバル車とどの点で異なっているのだろうか。ここでは、ライズと他のコンパクトSUVの荷室寸法、荷室容量の比較に加え、ライズと他の5ナンバー車の比較も行っていく。なお、ここでの荷室寸法、荷室容量はすべて後席を使用した状態でのものである。
トヨタのC-HRの荷室寸法は、荷室の高さ650ミリ、幅1400ミリ、奥行き770ミリ、荷室容量は318L。荷室の幅はライズと同じであるものの、他はライズよりも一回り小さいサイズ感である。
SUBARUのXVの荷室寸法は、荷室の高さ722~777ミリ、幅1039ミリ、奥行き815ミリ、荷室容量は385L。ライズよりも幅と奥行きが若干広くなっているものの、アンダーラゲッジスペースを含めた荷室容量はライズの方が60Lほど多い。
HONDAのヴェゼルの荷室寸法は、荷室の高さ830ミリ、幅1180ミリ、奥行き800ミリ、荷室容量は393L。こちらもライズの方が50Lほど多い荷室容量を持っている。
日産のキックスの荷室寸法は、荷室の高さ855ミリ、幅1270ミリ、奥行き900ミリ、荷室容量は423L。これまで紹介した中で最も広い荷室の幅を持っているが、荷室容量はライズのほうが多い(ガソリン車の場合)。ハイブリッド車の場合は、ラゲッジボード下の容量がガソリン車から半分以下になるため、キックスと同程度の荷室容量となる。
これらの比較から、ライズの持つ約80Lのアンダーラゲッジスペースが、ライバル車との荷室容量の差をつける要因となっていることが確認できる。ハイブリッドの場合、ラゲッジ下のスペースは、かなり狭くなるから荷物が多い場合注意が必要だ。ただし、ここで挙げたライバル車は全て3ナンバーコンパクトSUVだ。ライズは、5ナンバーだから、空間効率は圧倒的に素晴らしいと言える。
他の5ナンバー車との荷室サイズ比較
同じ5ナンバーサイズの車と比較してみると優秀なのが確認できる。
トヨタを代表する5ナンバー車、アクアの荷室寸法は、荷室の高さ824ミリ、幅1153ミリ、奥行き656ミリで、荷室容量は278L。また、ホンダのフィット4の荷室寸法は、荷室の高さ850ミリ、幅1015ミリ、奥行き700ミリで、荷室容量は320Lである。
ライズは5ナンバー車の中では飛び抜けた荷室容量であることが、理解できる。
後席を倒すとフラットになる?段差は?

ライズは、後席を前に倒すことで広大な荷室を作り出すことが出来る。後席を倒すときには、肩の部分にあるレバーを引いて倒す。女性でも簡単に行うことが出来る。後席を倒して荷室を広げることで奥行きを1400ミリに増やすことが出来るため、釣り竿やスノーボード、スキーといった長尺物や、タンスや棚などの大きな家具も積載可能だ。
後席はシートが6対4の分割可倒式になっているため、片側を倒して荷物を載せた状態でも乗車することが出来きる。また、デッキボードを上段に設置すると、デッキボードから座席背面部分までがほぼフラットな状態となる。若干の段差が気になる場合は、マットやタオルを下に敷くことで、よりフラットな面にすることが出来るであろう。
後席を倒すだけでは大人が寝そべるのは難しいが、前席のリクライニングを倒せば、175センチ前後の人であれば横になって寝ることが出来る。ただ、前席までは完全にフラットになるわけではないので、空いているスペースに荷物を置いてフラットな状態に近づけるような工夫が必要である。
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