多くの荷物を積載できる車は、とても便利だ。今回は、トヨタのカローラシリーズの中でも人気が高まっているカローラクロスについて、荷室のサイズ(寸法)と容量やライバル車の荷室サイズなどを詳しく紹介する。
車の購入を検討している人は是非参考にしてほしい。
カローラクロスの荷室はサイズが大きく容量が大きい!ライバル車との比較も
カローラクロス 後部座席使用時の荷室のサイズと容量

トヨタのカローラクロスの場合、後部座席に最大3名座る事ができるが、その状態でも487Lというクラストップの荷室容量サイズを確保している。大量の荷物でもスムーズに収納する事が可能だ。
ラゲージの開口部は地面から720ミリの高さに設定されており、体が小さい人や子供でも荷物の積み下ろしが簡単にできるよう配慮されている。キャンプなどアウトドアを楽しむ際は、家族全員で荷物を運び出したり積み込んだりする事ができ、とても便利だ。荷室サイズは奥行きが947ミリ、高さが957ミリ、幅が1,369ミリとなっている。尚、奥行きに関しては、最大人数乗車時の場合849ミリ、リアシート折りたたみ時は1,885ミリとなる。
また、リアシートを使用している時でもゴルフバックを少なくても3つ収納できる荷室は、形を変化させてより大きくする事が可能だ。6対4分割で倒れるリアシートを採用する事で、後部座席に人が乗車している状態でも長い荷物の積み込みができる。さらにリアシートを全て倒すと、さらに広大なスペースが広がるが、このとき段差が大きく発生するのが、ネガな点となる。SUVで、段差が大きいのは、強い懸念ポイントとなる。
一方、スマートキーを上着などのポケットに入れておけば、足をリアバンパーの下に出し入れするだけでバックドアを開閉させる事ができる「ハンズフリーパワーバックドア」。両手が荷物でふさがっている時にはとても便利な機能である。
ぜひ、下記の内装外装レビュー動画もご覧ください!!
ライバル車の荷室サイズは?カローラクロスと比較

カローラクロスの荷室サイズはヴェゼルより大きい
カローラクロスのライバル車として挙げられるのが、ホンダのヴェゼルだ。後部座席に人が座っている時の荷室寸法は奥行きが750ミリ、高さが860ミリ、幅が1,000ミリとなっており、カローラクロスと比較するとひと回り小さい。また、リアシートを倒した状態の奥行きは1,530ミリとなり、対角長に関しては1,800ミリまで広がる。
一方、ヴェゼルの荷室容量は公開されていないが、390Lほど。カローラクロスと同様、後部座席には6対4分割可倒式を採用しており、どちらか片方の席を前に倒す事で後部座席に人をのせたまま、長い荷物も積む事が可能だ。
後部座席の背もたれを全て前に倒した状態では、ほぼ完全なフラットスペースが確保される。カローラクロスの場合は、同じ状態にしても段差ができてしまう。このため、利便性は、カローラクロスとさほど変わらない。一方、シートアレンジに関してはヴェゼルの方に軍配が上がる。前席の下にエンジンが搭載されている設計になっているため、後部座席を床面へ畳み格納することができる。このため、後席を格納したときに、より高い荷物を積載できるのは、ヴェゼルとなる。
同じトヨタから販売されているヤリスクロスもカローラクロスのライバルとなる車である。ヤリスクロスの荷室サイズは奥行きが820ミリ、高さが732ミリ、幅が1,400ミリであり、カローラクロスと比較するとややコンパクトだ。
また、荷室容量サイズは390Lであり、487Lの荷室容量サイズを誇っているカローラクロスよりも100L近く劣っているという事になる。しかし、ちょっとした旅行であれば特に大きな不便は感じないだろう。
カローラクロスの後席を倒すとフラットになる?段差は?

カローラクロスのリアシートは前に倒すと、現代の車では珍しいと言えるほど段差が大きく残る形となり、フラットな状態ではないと言える。
ただ、純正品である「ラゲージアクティブボックス」を使用すれば、段差を解消してフラットな状態にする事ができる。このディーラーオプションで購入できる純正品は、優れた耐荷重性も兼ね備えているので、車中泊時に使用することも可能だ。
また、デッキボード上段と下段に区分けして収納できる事から、きちんと整理して収納したい人には使い勝手の良い純正品となるだろう。地震などの緊急避難先として車での宿泊も考えている人には、是非、用意してもらいたいアイテムである。
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