軽電気自動車EV日産サクラ。
グレード別装備を詳しく解説。比較しながら見ていただき、グレードの違いを把握して買うべき見積もりを見ていこう!
残価設定クレジットの罠についても紹介している。
簡単な流れ
- 車両本体価格
- グレード別の装備や違いを解説
- Xがオススメグレード
- 残クレの罠とは?
サクラの価格をさらりと確認!グレードでの価格差は?

サクラ | 2WD(FF) |
S | 2,333,100円 |
X | 2,399,100円 |
G | 2,940,300円 |
グレード間での価格差は?
- SよりXの方が 66,000円高い
- XよりGの方が 541,200円高い
グレード別の装備や違いを比較しながら解説
S 主要装備は?

サクラS 2,333,100円(2WD) |
■LEDヘッドランプ(マニュアルレベライザー)&シグネチャーLEDポジションランプ■サイドターンランプ付電動格納式リモコンカラードドアミラー(ドアロック連動自動格納機能付) ■防眩式ルームミラー■UVカット断熱グリーンガラス〈フロントドア〉■アドバンスドドライブアシストディスプレイ(7インチカラーディスプレイ)■前席サンバイザー(運転席:バニティーミラー、チケットホルダー付)■e-Pedal Step■電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールド■オートエアコン■オーディオレス+2スピーカー〈フロント〉■シート地(トリコット)■運転席シートリフター(ラチェット式)&ハンドルチルト■後席可倒式シート(5:5分割、一体スライド)■普通充電ポート&急速充電ポート■155/65R14 75S タイヤ&14インチフルホイールカバー(14×4.5J■SRSエアバック(前席)&SRSサイドエアバッグ〈前席〉&カーテンエアバック■全席シートベルト非着用時警告灯&警告音(シートベルトリマインダー)■安全先進装備 など |
エントリーグレードSは、法人向けに営業車両使用を想定していて、一般ユーザー向けのカタログには記載されていないグレードとなる。中間グレードXと66,000円の価格差で、装備の大部分を同じにするため、Sから詳しく紹介する。
LEDヘッドランプ(マニュアルレベライザー)&シグネチャーLEDポジションランプ「S、X、G標準装備」

見た目のスタイリッシュ感が素晴らしい三眼デザインのLEDヘッドランプをエントリーグレードSから標準装備。ライトの光軸高さ調整は、マニュアルレベライザーのためダイヤル操作にて手動で行うことになる。ライト下で白色に点灯する日産の象徴シグネチャーLEDは、ポジションランプとして点灯する。
サイドターンランプ付電動格納式リモコンカラードドアミラー(ドアロック連動自動格納機能付)「S、X、G標準装備」

俗に言うサイドミラーは、サクラだと、ウインカー(サイドターンランプ)を点灯させる。さらに、スイッチ操作での電動格納、位置調整に対応し、ドアロックに連動してミラーを閉じ機能も装備する。駐車場で、ミラーを閉じるのが暗黙の了解となっている日本では、便利な機能となる。
UVカット断熱グリーンガラス〈フロントドア〉「S標準装備」

画像はデイズ
前席ドアに採用される窓は、グリーンガラスで、UV(紫外線)カット、断熱カット機能を持つ。
アドバンスドドライブアシストディスプレイ(7インチカラーディスプレイ)「S、X、G標準装備」

サクラは、コンパクトカーノートと同じ運転メーター7インチを装備し、フルデジタル表示を採用する。オーラで搭載の地図表示には、非対応だ。この装備は、運転中にずっと見るもので、ベースグレードSに採用されるのは、ありがたい限り。
e-Pedal Step「S、X、G標準装備」

アクセルを離した瞬間に、モーターの回生ブレーキを発生させ、通常のガソリン車エンジンブレーキより、約三倍以上の強い減速力を発生し、アクセルペダルだけの操作で速度の調整を可能にするもの。ワンペダル操作と世間では、言われる。
電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールド&オートエアコン「S、X、G標準装備」

軽自動車ながらサクラは、エントリーグレードSから電動パーキングを装備する。これは、従来手動で操作していたパーキングブレーキを自動電動化したもので、シフトレバーをP→Dの移動でパーキングブレーキを自動で解除、D→Pの移動ではパーキングブレーキを自動で作動させる機能だ。
エアコンは、温度の調整をするだけで、風向き、風量を自動で調整するオートエアコンを装備する。
オーディオレス+2スピーカー〈フロント〉「S、X標準装備」

オーディオレス仕様では、ナビゲーション、オーディオなどを操作するセンターディスプレイが搭載されない。節約したいなら、スマートフォンのナビアプリで済ませるのが1番になる。スピーカーは、前席運転席側と、助手席側に一つづつ配置される。
SRSエアバッグ〈前席〉&SRSサイドエアバッグ〈前席〉&カーテンエアバック「S、X、G標準装備」

サクラは、軽自動車ながらエントリーグレードSから、エアバックをフロント、サイド、カーテン式にて全体へと採用し、乗員の保護を行う。トヨタ・ルーミーがサイドエアバックをオプション設定へ変更した改悪が記憶に新しい。軽自動車で標準装備できているのは、素晴らしいと言える。
安全先進装備「S、X、G標準装備」

サクラは、Xでも衝突を回避するブレーキシステムなど最新の内容を採用する。
安全先進装備
- インテリジェント エマージェンシーブレーキ
- 踏み間違い衝突防止アシスト
- インテリジェント L(I 車線逸脱防止支援システム)
- インテリジェント FCW(前方衝突予測警報)
- インテリジェント DA(ふらつき警報)
- 標識検知機能(進入禁止標識検知、最高速度標識検知、一時停止標識検知)
- 先行車発進お知らせ
など
これだけ多くの内容を軽自動車で手にすることができるのは、嬉しいし、安心を持って車を運転できるだろう。
X 主要装備とSグレードと比較しての違いは?

サクラX 2,399,100円(2WD) |
*Sの装備に加えて🔻 ■IRカット&スーパーUVカット断熱グリーンガラス〈フロントドア〉 ■前席ドアトリムクロス(トリコット) ■前席ドアアームレスト(合皮) ■助手席シートバックポケット〈アッパー/ロア〉 ■フロントセンターアームレスト ■155/65R14 75S タイヤ&14インチアルミホイール(14×4.5J) など |
IRカット&スーパーUVカット断熱グリーンガラス〈フロントドア〉「X、G標準装備」

XではUVカット機能のみとなるが、中間グレードXからはフロントドアガラスにIR(赤外線)カット機能を追加で装備。UV(紫外線)カットと共に、太陽からの日差しを高レベルでカットし、快適なドライブをサポートする。
前席ドアトリムクロス(トリコット)&前席ドアアームレスト(合皮)「X、G標準装備」

中間グレードXからは、内装の質感が大きく向上。前席ドア上部のトリム部分周辺、ドアアームレスト周辺に合成皮革を配置し、上質感を向上する。エントリーグレードSと見比べると、最も違いに気づく点となるだろう。
助手席シートバックポケット〈アッパー/ロア〉「X、G標準装備」

中間グレードXからは、助手席シート後ろにポケットを採用。小物を収納することができるようになる。
フロントセンターアームレスト「X、G標準装備」

Xは、エントリーグレードにて非採用の前席肘置きアームレスを標準装備。上下での格納式で、安定した運転姿勢の確保が容易となり、リラックスしやすくなる。
155/65R14 75S タイヤ&14インチアルミホイール(14×4.5J)「X、G標準装備」


エントリーグレードSではスチールホイールカバーを標準装備とし質感の低い見た目となるが、中間グレードXからは14インチアルミホイールを標準装備とする。
紹介した中間グレードXは、内外装の質感を向上する内容が追加で標準装備となる。価格が66,000円高くなるが、満足度を大きく向上できるだろう。こういったことからも、Xが人気を集め受注が集中していると思われる。
G 主要装備とXグレードと比較しての違いは?
サクラG 2,940,300円(2WD) |
*Xの装備に加えて🔻 ■LEDヘッドランプ(オートレベライザー)&シグネチャーLEDポジションランプ ■アダプティブLEDヘッドライトシステム ■インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物 検知機能付) ■カッパー加飾〈インストパネル、ドアフィニッシャー〉 ■USB電源ソケット(タイプA 1個、タイプC 1個) ■6スピーカー〈フロント、リヤ、ツイーター〉 ■EV専用NissanConnectナビゲーションシステム(地デジ内蔵) (9インチワイドディスプレイ、ハンズフリーフォン、VICS(FM多重)、ボイスコマンド、Bluetooth®対応、USB接続、 Apple CarPlay・Android AutoTM連携機能、AM/FMラジオ、NissanConnect サービス対応、iPod®対応) ■ETC2.0ユニット(ビルトインタイプ) ■プロパイロット ■プ ロ パ イ ロ ッ ト 緊 急 停 止 支 援 シ ス テ ム( S O S コ ー ル 機 能 付 ) ■SRSニーエアバッグ〈運転席〉 ■ロードリミッター付きプリテンションナーシートベルト(後席) ■ステアリングヒーター&運転席シートヒーター など |
LEDヘッドランプ(オートレベライザー)&アダプティブLEDヘッドライトシステム
上位グレードGでは、ヘッドライトの光軸高さ調整を自動で行うオートレベライザーを標準装備。さらに、中間グレードまではロービームとハイビームの切り替えを自動で行う「ハイビームアシスト」を標準装備するに留まっていたが、Gではハイビームをできる限り積極的に使用し先行車や対向車がいる部分だけを遮光することができるシステムを標準装備し、夜間の視界確保を最大限に行う。
インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物 検知機能付)

車両の前後左右に取り付けた4つのカメラで撮影した映像を合成処理し、センターディスプレイへ投影。ドライバーの安全確認、周囲の状況把握をサポートし、車両の状態把握を正確にすることで、運転操作を容易にする機能となる。また、車両周囲に移動物がある状況では、センターディスプレイへの表示と音でお知らせを行う。
カッパー加飾〈インストパネル、ドアフィニッシャー〉&USB電源ソケット(タイプA 1個、タイプC 1個)

中間グレードXから上位グレードGは、さらなる内装の上質感向上が実施され、ゴールド色に近いカッパー加飾のパネルを画面周辺のインストルパネル、ドアフィニッシャーへ採用する。これにより、軽自動車離れした上質感を持つ。また、シフトレバー下の部分にUSB電源ソケットを計2つ配置する。

EV専用NissanConnectナビゲーションシステム(地デジ内蔵)
(9インチワイドディスプレイ、ハンズフリーフォン、VICS(FM多重)、ボイスコマンド、Bluetooth®対応、USB接続、
Apple CarPlay・Android AutoTM連携機能、AM/FMラジオ、NissanConnect サービス対応、iPod®対応)
上位グレードGは、日産純正ナビゲーションシステムを標準装備とし、さまざまな日産コネクテッド機能を装備する。個人的に正直、街乗り車だとオーバースペックだと思うとこではあるが。
ETC2.0ユニット(ビルトインタイプ)&6スピーカー〈フロント、リヤ、ツイーター〉

高速道路の料金所で停止せずに支払いを済ませることができるETCを上位グレードGは標準装備とし、前席のみ2スピーカーのものをGは6スピーカーまで追加で装備し、ツイーターも配置し高音領域の音声も聞こえやすくする。
プロパイロット&緊急停止支援システ ム(SOSコール機能付)

高速道路での運転負担を軽減する装備で、高速道路で負担を感じるアクセル、ブレーキ、ステアリング操作をクルマがアシストし、疲労軽減に寄与する。
さらに、プロパイロット使用中にきせつするなどし、無反応状態が継続した場合には減速から停車を行い、専門オペレーターを通して、救急要請なども行う。
SRSニーエアバッグ〈運転席〉

エントリーグレードSからエアバックを採用するが、上位グレードGではさらに、運転席足元を保護するニーエアバックを標準装備し、衝突事故時の衝撃を緩和する機能を装備する。
ステアリングヒーター&運転席シートヒーター

Gは、他のグレードでオプションとなる寒冷地仕様の一部内容「ステアリングヒーター&運転席シートヒーター」を標準装備とし、冬場の快適性を大きく向上する。EVは、航続距離を長くするために、直接乗員を温め暖房を控える使い方がベストになるため、ぜひ使いこなしたい機能となる。
Xがオススメグレ−ド!皆んなが買ってる見積もりはコレ!爆売れ中
日産は、EVサクラの受注状況を発表した。車両発表から3週間で、受注台数:11,429台 と日産は公表している。
軽EVサクラはみんな安く購入している!中間グレードXが61%を占めた

グレード内訳 | 比率 |
G | 36% |
X | 61% |
S | 3% |
中間グレードXが6割以上と、受注が集中している。
やはり、上位グレードGだとXより価格が541,200円高い点が影響しているのだろう。また、軽EVで街乗り専用として使う用途からプロパイロットを必要としないユーザーが多いのもXの受注が集中している要因であろう。
このことからオススメグレードはX!買うべき見積もりは?

現金での支払い総額は、2,856,193円
経済産業省CEV補助金「55万円」で、230万円まで実質負担が安くなる。
項目金額 | 金額(10%税込み) |
車両価格 X | 2,399,100円 |
ブラック | 0円 |
寒冷地仕様(ホットプラスパッケージ) ●LEDフォグランプ ●ホットプラスパッケージ(ステアリングヒーター、運転席ヒーター付シート、助手席ヒーター付シート、ヒーター付ドアミラー、リヤヒーターダクト) ●クリアビューパッケージ(ワイパーデアイサー、リヤLEDフォグランプ) など | 111,100円 |
アダプティブLEDヘッドライト&SRSニーエアバック(運転席)&後席シートベルトリマインダー(非着用時)&ロードリミッター付き | 35,200円 |
ベーシックパック ・フロアカーペット ・プラスチックバイザー ・ナンバープレート ・ナンバーロック | 55,639円 |
ドライブレコーダー(前後) | 61,180円 |
充電ケーブル | 55,000円 |
ETC2.0 | 45,804円 |
ETCセットアップ | 2,750円 |
税金・諸費用 | 90,420円 |
シートヒーターは、個人的に絶対欲しいし、暖房の使用を控えれば航続距離が短くなるので、寒冷地仕様は購入!
アダプティブLEDヘッドライトを含むセットオプションは、価格が安いメーカーオプションで、衝突から身を守るSRSニーエアバック(運転席)を含むため、これも購入!
何十万円もするナビゲーション、数万円もするディスプレイオーディオは、街乗り専用EVとしての用途を考慮して不要と判断した。ナビゲーションが必要なら、スマートフォンの地図アプリを使う考えだ。ただし、これだと音楽などの音声は車両スピーカーからは、当然聞こえてこない。
車両のスピーカーで音楽を聴いたり、センターディスプレイがないと何だか不安なら、7インチディスプレイオーディオ(61,560円)を購入してもいいだろう。これは、ナビゲーションシステムを搭載せずApplecarplay機能などを使って、スマホの地図アプリを画面へ投影するものだ。
値引き交渉においては、ディスプレイオーディオを購入するか、購入しないかの駆け引きをして、一万円の値引きを拡大するのもありだろう。

7インチ ディスプレイオーディオ
残価設定クレジットの罠と回避する方法!使いこなす方法
販売会社から審査を通すことができる残価設定クレジットは、現金一括払いよりユーザーが支払う総支払い金額が多くなり、メーカーや販売会社の利益が通常よりも多くなることから、営業マンから契約を勧められることが多い。

お金がないのにさらにお金がなくなる残価設定クレジットの罠とは?
残クレ支払い一例 | 金額(円) |
頭金 | 1,000,000 |
毎月払う金額 | 15,000 |
手数料 | 287,000 |
上記は、支払いの一例となるが、このような残価設定クレジットを販売会社の営業マンは、「毎月の支払いが15,000円になりますよ!」とオススメしてくる。しかし、必ず支払いの詳細を確認すべきだ。
頭金を100万円も支払うにも関わらず、「毎月15,000円」も支払いをしなければいけないプラントということ。
現金一括払いでは、全く払う必要のない手数料(金利)287,000円を支払う必要があるということ。
を認識すべき。
お金が足りないなら、やはり低金利で利用できるカーローンを使いたい。審査や手続きは面倒だが、残価設定クレジットの半分以下に手数用負担(金利)を抑えることが可能になる。
さらに、車を正しく売る手順を理解して、愛車を高く売ることも大切になる。
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愛車が何円か?日頃から確認を。45秒です!