レクサスは、11月18日に新型RX(フルモデルチェンジ版)発売した。
価格、外装、内装、見積もり情報、注意点、限界値引きなどの情報を紹介する。
独断で考察レビューし、さらに最新情報お届けする。
レクサス新型RXについて

記事の内容と流れ
- 歴史的な大チェンジ
- 外装デザイン
- 内装デザイン
- ボディカラー
- 内装カラーと素材感
- 車両サイズと室内の広さ
- プラットフォームTNGA
- パワートレインなど走行性能
- レクサスセーフティシステム
- 今後のスケジュール
- 価格予想
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いよいよ大改革へ!歴史的な大チェンジ

今回、3代目として登場する新型RXは、北米市場にて販売されたのが歴史のスタートで、高い走行性能、ラグジュアリー性能を兼ね備えた大型シティSUVモデルとなる。
外装デザイン

注目のエクステリアデザインは、「完成形」と高い評価を得ていた2代目のエクステリアデザインから大部分を踏襲。

大きく変化させない中に、新生代のヘッドライトデザインやEVへの移行を予感させる新デザインのフロントグリルが採用される。

ヘッドライトは、2代目の方で、ライトユニット下端にL字のデイライトユニットを配置していたが、これを3代目はライトユニット中央部分に配置。
新世代のヘッドライトデザインへと移行し、より精悍で、より先進的なデザインへと変化している。
このデザインは、新型LX、LSと同様形状のものだ。

新型NXでは、L字のデイライトユニット下に三眼LEDヘッドラインプを配置して、上端にウインカーを配置する。
やや新型NXは、ライトユニットが大きく見えてしまう印象があった。
新型RXは、LSなど同じように、薄くシャープに、より精悍に見える印象を持つことになる。

ライト下には、NXよりやや小さいブラック塗装のダクトデザインを採用。
NXと同じように、風を通す穴が採用されているであろう。
この他、ブラック塗装部分には、小さなLEDフォグランプ、さらにコーナーセンサーがブラック塗装部分と、フロントグリル部分に確認できる。

次に、フロントグリルを徹底考察。
レクサスは、これまでスピンドグリルを多くの車に採用し、FSPORTではブラック塗装のスピンドグリルでスポーティー感を演出してきた。
しかし、新型RXでは、新しいレクサスの方針が伺えるものとなっており、レクサスのフロントエンブレム上半分までボディ同色塗装を採用している。
これは、新しい試みで、2030年までにレクサスブランドの車種を全てEVへ移行し、フロントグリルのデザインを大きく変更することを予感させる。
少しずつ変化を取り入れ、顧客に対して違和感を抱かせない手法と思えるが、ここに関してはやや迫力が引き算となり欠けている印象も受ける。

バンパーは、FSPORTらしく中央部分下端に漆黒メッキ加飾を配置。
さらに、新型NXより、エッジを効かせ、迫力を強く演出していることが確認できる。
続いて、外装のリヤデザインを徹底考察

次に、もっとも大きな変化が確認できるリヤデザインを確認してこう。
2代目では、大きなテールランプを左右に配置し、迫力や重厚感を感じさせるものとなっていた。
新型RXのリヤデザインは、一文字テールランプを採用し、先進感、スタイリッシュ感を強く演出する。
最新のトレンドを取り入れたもので、ヤング層を中心に指示を集めると予想されるが、好みがはっきりと分かれるデザインなだけに、賛否両論を巻き起こすであろう。
2代目のテールランプの方が、落ちつき感があり、好みにあうという方もいるだろう。

個人的には、上級クラスのLX、LC、LSにて採用されるテールランプのL字が何十にも見える3Dデザインを新型RXにも採用してほしかった。
また、レクサスIS、NX、LXなどと比べると、意外にも落ちる感のあるテールレンズ形状で、やや迫力に欠ける印象を受ける。
迫力を重視してかったのか、モダンに上質感を演出したかったのか、やや中途半端な印象は正直受けるというのが本音だ。

そして、ルーフにはもちろんシャークフィンアンテナ。
クーペスタイルを描くリアガラス上部には、スポイラーを配置。
さらに、2代目RX東洋にリアガラスとサイド3枚目のガラスを繋げ、車全体を大きく長く、キレに魅せるデザインが確認できる。

サイドも見ていこう。
サイドドアのアウターハンドルは、新型NXのFSPORTと同様で、上下の部分にブラック塗装を採用。
このことから、Eラッチシステムも採用されるであろう。
また、タイヤフェンダーアーチモールのデザインも確認でき、こちらも新型NXFSPORTと同様に、ボディ同色塗装を採用していることが確認できる。
内装デザイン

インテリアに関しては、2代目RXから大きな変化が確認でき、新型NX、RZと多く共通点を持つデザインで、新意匠の「Tazuna Concept」となっている。
2代目では、リモートタッチ、アナログ時計などラグジュアリーなインテリアが高い評価を得ていたが、新型RXでは先進感を強く意識したデザインへ変化する。高級感がなくなったという声が出ているのも無理はないだろう。

センターディスプレイは14インチで、これに多くの操作系統をソフトスイッチとして、画面の中に集約。

インテリア全体は、水平的な広がりを持ち、広い解放感を確保し、ドア内張と一体感を持ち繋がるようなデザインが確認でき、夜間照明のアンビエントライトが確認できる。
シフトレバー周辺は、NXから流用されるデザインで、自動駐車支援アドパンストパークに対応する電制シフト、ドリンクホルダー、無接点充電のトレーが確認できる。
この辺りは、NXより高い高級感を求めたかったところである。


この夜間照明は、マルチカラーイルミネーションでNXと同様にナビ画面でカラーを自由に選択することができるもので、夜間のエロティックな演出や奥行き感のある演出に一役買う。

快適な室内空間を提供するために、前席は、Aピラー、ルーフ前端を後方に配置することにより、開放感ある空間を確保。後席は、前後カップルディスタンスを従来型に比べて12mm拡大し、フロントシートバックを薄型化することでゆとりある後席空間を実現。後席の内張にも余すことなく、革張りを採用。ドアハンドルは前席と共に、Eラッチシステムを採用する。

ラゲッジスペースは、荷室長を50mm拡大。スーツケースを77L合計4個、またはゴルフバックを4個収納可能とする。

さらに、後席シートには、シートヒーター、ベンチレーションをオプションで設定し、より快適な空間を同乗者へ提供する。
ボディカラー











新型RX・ボディカラー(画像の上左から順に) |
ホワイトノーヴァガラスフレーク(FSPORT) |
ソニッククォーツ |
ソニックチタニウム |
ソニッククロム |
ソニックイリジウム |
グラファイトブラックガラスフレーク |
レッドマイカクリスタルシャイン |
ソニックカッパー |
テレーカーキマイカメタリック |
ヒートブルーコントラストレイヤリング(FSPORT) |
ディープブルーマイカ |
内装カラーと素材感






新型RXに設定されるインテリアカラーは、下記の通り。
*詳細の仕様は判明していません。こちらは予想で記載しております。
グレード | カラー | 素材 |
version L | ソリスホワイト | 合成皮革又は本革 |
version L | ブラック | 合成皮革又は本革 |
version L | ヘーゼル | 合成皮革又は本革 |
version L | ダークセピア | 合成皮革又は本革 |
FSPORT | ブラック | 本革 |
FSPORT | ダークローズ | 本革 |
車両サイズ&室内の広さ
*6月1日に判明する予定
全長×全幅×全高(新型) | 4890×1920×1695mm |
全長×全幅×全高(2代目) | 4890×1895×1710mm |
新型RXの車両サイズは、2代目から全長0mm、全幅25mm大きく、全高-10~15mm大きくなる。
トヨタ・レクサスの新しいもの作り「TNGA GA-K」を採用し、室内効率を向上。2列目シート乗員の膝前空間が拡大される予定。
プラットフォーム TNGA

新型RXは、3代目のフルモデルチェンジでTNGA「GA-K」とマルチリンク式サスペンション搭載。高剛性ボディと軽量化の両立し、上質な乗り心地と高い静粛性を実現。
FFと4WDを採用。
現行型比で、大幅に軽量化、高剛性化、低燃費化を図り、室内空間も拡大されることになる。
これまでにない、高次元での走る楽しさを追求したパフォーマンスモデル「RX500h F SPORT Performance」を導入
- ドライバーの意図に忠実な走りを支える四輪駆動力システム「DIRECT4」
- リヤに高出力モーターeAxleを搭載した新開発ハイブリットシステム「2.4L-T HEV」
- 走行時の車両姿勢をコントロールするブレーキ車両姿勢制御
- 高い取り回し性と高速での安心感を実現する大舵角DRS
などの多彩な新開発、レクサス初採用の技術を搭載する。
パワートレインなど走行性能
新型RXは、
- 動化技術による新たなドライビング体験を実現する「2.4L-T HEV DIRECT4」(RX500h)
- クラストップレベルのEV航続距離と力強い加速性能を実現する「2.5L PHEV E-Four」(RX450h+)
- 低燃費と気持ちの良い走りを実現する「2.5L HEV E-Four/FF」(RX350h)
- トルクフルでダイナミックな走りを実現する「2.4L-T AWD/FF」(RX350)
と多彩なパワートレインを採用し、ユーザーのニーズに幅広く応える。
最も売れ筋の「2.5L HEV E-Four/FF」(RX350h)は、ハリアー、RAV4、NXなどで採用実績のあるハイブリッドであろう。
ハリアーでは、下記の出力を持つ。レクサスRXではパワートレイン強化のためハイオク仕様となり、下記の出力を上回るパワーが期待される。
種類・シリンダー数 | 直列4気筒(M25A-FXS) |
総排気量 | 2.487L |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |
使用燃料 | レギュラーガソリン |
最高出力 | 131kW(178PS)/5,700rpm |
最大トルク | 221N・m(22.5kgf・m)/3,600~5,200rpm |
フロントモーター最高出力/最大トルク | 88kW(120PS)/202N・m(20.6kgf・m) |
リヤモーター最高出力/最大トルク | 40kW(54PS)/121N・m(12.3kgf・m) |
WLTC燃費 | km/L |
燃費は、20km前後となる予定。
さらに、上位グレードRX500hには、トヨタ・レクサス初のパワートレインとなる「直列4気筒2.4Lデュアルブーストハイブリッドシステム」を搭載。
これは、RZに続き、RX500h F SPORT Performanceのみに採用されるもので、電動化技術を活用した四輪駆動力システム「DIRECT4」を採用。新開発のハイブリットシステムと組み合わせることにより、レスポンスの良い伸びやかな加速を実現。緻密な四輪駆動制御で、前後輪のグリップ力を最大限に活かし、車両姿勢のコントロールも行いながら、ダイレクトかつトルクフルで気持ちのいい、電動車の新たな走りを実現するもので、新型クラウンへの投入も確定となっている技術だ。
種類・シリンダー数 | 直列4気筒() |
総排気量 | 2.4L+ターボ |
トランスミッション | DirectShift6AT |
使用燃料 | ハイオク |
駆動方式 | DIRECT4(4WD) |
最高出力 | kW(PS)/r.p.m. |
最大トルク | N・m(kgf・m)/rpm |
フロントモーター最高出力/最大トルク | kW(PS)/N・m(kgf・m) |
リヤモーター最高出力/最大トルク | kW(PS)/N・m(kgf・m) |
WLTC燃費 | km/L |
安全先進装備レクサスセーフティシステム(Lexus Safety System +)
新型RX安全先進装備
- プリクラッシュセーフティ
- 緊急時操舵支援機能
- レーントレーシングアシスト+レーンディパーチャーアラート
- Eラッチシステム
- 安心降車アシスト
- フロントクロストラフィックアラート
- レーダークルーズコントロール
- オートマチックハイビーム
- ロードサインアシスト
- ドライバー異常時対応システム
- プロアクティブドライビングアシスト
- 発信遅れ告知機能
- 緊急ブレーキシグナル
- パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)
- ブラインドスポットモニター
- アドバンストドライブ
- アドバンスドパーク
- デジタルキー
など
注目の新装備

新装備
- ドライブレコーダー機能はどうなるか?
- ディスプレイオーディオPLUS
- 直列4気筒2.4Lデュアルブーストハイブリッドシステム
今後のスケジュール
事項 | 日程 |
初公開 | 6月1日 |
先行予約 | 夏 |
発売 | 秋 |
顧客への本格的な情報解禁は、6月が予定されていて、順次先行予約での受注開始となる。
メーカー自身も生産できる台数が正確に見通せない状況で、納期長期が懸念される。
車両本体価格とグレード展開
2.4L 直列4気筒ターボ | FF | AWD |
RX350 versionL | 6,640,000 | 7,050,000 |
RX350 FSPORT | 7,060,000 |
2.5L 直列4気筒PHV | AWD |
RX450h+ version L | 8,710,000円 |
2.4L 直列4気筒ターボハイブリッド | AWD |
RX500h F SPORT | 9,000,000円 |
部品供給不足のため、直列4気筒ハイブリッドシステムは販売見送り。NXの生産にコミットするためと思われる。
動画でさらに詳しく
愛車が何円か?日頃から確認を。45秒です!