今回は、世界最速で、トヨタの大人気ミニバンである新型ノア・ヴォクシーと現行型のアルファードを比べていきたいと思う。
どちらも人気の装備だと、支払いの総額は450万円ほどになり、迷う方が多いだろう。お役に立てれば幸いだ。
内装外装のデザイン、燃費、維持費、燃料代、サイズや広さ、見積もり、値引きを比較検証しよう。
新型ノア・ヴォクシーとアルファードを比較していこう!

①新型ノア・ヴォクシーとアルファードの価格を比較

2021年1月13日に発売した新型ノアの価格は、267万円から389万円。グレード別の価格は、下記の通り。
新型ノア ガソリン | 2WD | 4WD |
X(7人乗り/8人乗り) | 2,670,000円 | 2,868,000円 |
G(7人乗り/8人乗り) | 2,970,000円 | 3,168,000円 |
S-G(7人乗り/8人乗り) | 3,040,000円 | 3,238,000円 |
Z(7人乗り) | 3,240,000円 | 3,438,000円 |
S-Z(7人乗り) | 3,320,000円 | 3,518,000円 |
新型ノア ハイブリッド(HEV) | 2WD(7人乗り/8人乗り) | 4WD(E-Four)(7人乗り) |
X | 3,050,000円 | 3,270,000円 |
G | 3,320,000円 | 3,540,000円 |
S-G | 3,390,000円 | 3,610,000円 |
Z(7人乗り) | 3,590,000円 | 3,810,000円 |
S-Z(7人乗り) | 3,670,000円 | 3,890,000円 |

さらに、2022年1月に発売の新型ヴォクシーの価格は、309万円から396万円。グレード別の価格は、下記の通り。
新型ヴォクシー ガソリン | 2WD | 4WD |
S-G(7人乗り/8人乗り) | 3,090,000円 | 3,288,000円 |
S-Z(7人乗り) | 3,390,000円 | 3,588,000円 |
新型ヴォクシー ハイブリッド(HEV) | 2WD(7人乗り/8人乗り) | 4WD(E-Four)(7人乗り) |
S-G | 3,440,000円 | 3,660,000円 |
S-Z(7人乗り) | 3,740,000円 | 3,960,000円 |

対して、トヨタアルファードの価格は、359,7万円から775,2万円。人気のガソリン車、S“TYPE GOLDⅡ”(2WD・7人乗り)が424万円、S“C パッケージ”(2WD・7人乗り)が468,1万円の価格設定となる。
そして、新型ノア・ヴォクシー(HYBRID)の最上位グレードS-ZとアルファードS“TYPE GOLDⅡ”(2WD・7人乗り)の価格差が、おおよそ50万円。S“C パッケージ”(2WD・7人乗り)だと、おおよそ90万円の価格差となる。
しかし、新型ノア・ヴォクシーは、メーカーオプションが非常に多く、最新の安全先進装備を購入すると、オプション金額だけで、50万円近くになる。こうなると、アルファードと見積もりの総支払い金額が、450万円前後で近くなってくる訳だ。しかも、アルファードは、モデル末期ということもあり、50万円以上の値引きが簡単に提示される。新型ノア・ヴォクシーは、初回提示15万円ほどで、50万円の値引きはなかなか難しい状況だ。
②新型ノア・ヴォクシーとアルファードの外装デザインを比較
フロントのデザインを比較

新型ノアのデザインは、フルモデルチェンジの変化において、アルファードを意識したデザインを採用。ワイドに大きく口を開けるような開口のデザイン、多くのメッキパーツが、アルファードとの共通点を感じさせる。新型ノアは、フルモデルチェンジにより、高級感、上質感を手にした。ただ、実際に車を見た感想として、フォグランプ周辺の無塗装樹脂(黒色部分)が非常に気になったのは事実だ。

新型ヴォクシーのデザインは、フルLEDヘッドランプを効果的に配置し、三菱の車のように二段構えの鋭どいデザインを採用。新型アルファードと比べると、かなり男性的で、好みが分かれるデザインとなっている。アルファードは、新型ヴォクシーと比べると、大人な高級感を持つ印象だ。
サイドのデザインを比較

つづいて、サイドを見ていこう。両車、室内効率を強く意識したデザインで、箱型の形となる。運転視界をなるべく多く採用するため、Aピラー根元に大きな三角窓を配置するのも、両車で共通だ。
違いは、サイドガラスのデザインが大きなポイントだ。アルファードは、伸びやかなラインを表現するため、2枚目のサイドガラスにボディ同色塗装を採用。さらに、3枚目のサイドガラス下にスライドドアを受け流す溝を収納することで、非常に綺麗なボディラインを持つ。
対して、新型ノア・ヴォクシーは、2枚目のガラスまで単調な四角いデザインを採用。しかし、3枚目のサイドガラスにおいて大きな変化をつけており、上部は下に切り下げ、下部は上に切り上げるデザインを採用する。これにより、3枚目のガラスが小さく見えて、伸びやかなラインを表現しているという訳だ。ただ、スライドドアを受け流す溝が収納されておらず、給油口の上に丸見え。これにより、質感はアルファードより低くなっている。

リヤのデザインを比較

続いて、リヤデザインを見ていこう。
ノア・ヴォクシーは、先代モデルにおいて縦型のテールランプを採用していたが、新型においては、テールランプを横へ配置。強くアルファードのテールランプを意識したデザインで、トレンドの一文字テールランプに近い造形となっている。
アルファードのテールランプと見比べると、新型ノア・ヴォクシーの方が薄くシャープな印象だ。LED時代のトレンドにマッチしていると感じる。また、テールランプの発光までは現時点において確認できないが、レンズの見た目から判断すると、新型ノア・ヴォクシーはアルファード以上に綺麗なライン発光が期待できる。

こちらは、新型ヴォクシー(左)とアルファード。
新型ヴォクシーは、ノアと違い、スモークテールランプを採用する。非常にクールなデザインだ。こちらは、新型ノアより若者向け、ヤングファミリー向けの車両というところか。新型ヴォクシーの外装デザインは、世界最速でレビューしている。
③新型ノア・ヴォクシーとアルファードのサイズや広さを比較

2021.12調査 | 新型ノア・ヴォクシー | アルファードS“TYPE GOLDⅡ” |
全長×全幅×全高 | 4695×1730×1895mm | 4950×1850×1935mm |
室内長×室内幅×室内高 | 2805×1470×1405mm | 3210×1590×1400mm |
ホイールベース | 2850mm | 3000mm |
最小回転半径 | 5.5m | 5.8m |
スライドドア開口地上高 | 380mm | 450mm |
車両サイズは、アルファードの方が、全長255mm、全幅120mm、全高40mm、ホイールベース150mm大きい。しかし、室内高は、新型ノア・ヴォクシーの方が5mm大きくなる。
さらに、スライドドアの開口地上高は、新型ノア・ヴォクシーの方が70mmも低く、乗り降り性に優れている。運転するドライバー、同乗する家族に優しいのは、新型ノア・ヴォクシーだ。運転が苦手なら、間違いなく、新型ノア・ヴォクシーを買うべきだ。新型ノアの外装デザインは、世界最速でレビューしている。
④新型ノア・ヴォクシーとアルファードの燃費を比較
ガソリン車の燃費は、下記の通り。
ガソリン車 | 燃費(2WD) |
新型ノア・ヴォクシーS-G | 15.0km/L |
新型ノア・ヴォクシーZ | 15.0km/L |
新型ノア・ヴォクシーS-Z | 15.0km/L |
アルファード 2.5L | 10.6km/L |
ハイブリッド車の燃費は、下記の通り。(参考に)
ハイブリッド車 | 燃費(2WD) | 燃費(4WD,E-four) |
S-G | 23.0km/L | 22.0km/L |
Z | 23.0km/L | 22.0km/L |
S-Z | 23.0km/L | 22.0km/L |
アルファード 2.5L HYBRID | 設定なし | 14.8km/L |
次の項目にて、維持費を紹介するが、さらに詳しい燃費数値を確認したい場合は、下記の記事を確認してほしい(新型ノア)。
