2020年1月13日に発売されたトヨタ新型ノア・ヴォクシー(90系)は、順調に販売を進行し、人気を集めている。
しかし、以前の記事で紹介した通り、値引きは非常に渋い状況で、工夫して購入する必要がある。
今回は、限界値引き60万円を獲得したユーザーから聞いた情報、交渉の方法、値引き付きの見積もりを公開する。お役に立てれば、幸いだ。
私は、消費者有利な自動車市場を目指すYUSAです。
やはりノア・ヴォクシーの値引きはとても渋い状況だ!
新型ノア・ヴォクシーの値引きは、とても少ない。トヨタ販売店は、車両本体価格から、2%程度の値引きを通常相場として行う。
車両本体価格の値引き
- 53,400円〜79,200円
新型ノア・ヴォクシーの車両本体価格は、300万円前後。この金額は、非常に少ないものだ。
メモ
- 新型ノア 267万円〜389万円(安く満足する見積もり情報)
- 新型ヴォクシー 309万円〜396万円(安く満足する見積もり情報)
しかも、トヨタ販売会社の利益率が多いディーラーオプションにおいても引き締め傾向で、調査結果においては、人気オプション8点を購入した場合、値引き68,180円!!が、平均的な値引き相場となっている。
車両本体価格 | 79,200円 |
ディーラーオプション | 68,180円 |
合計 | 147,380円 |
車両価格とディーラーオプションの値引きを合計しても、おおよそ14,7万円と、ミニバンクラスとしては、非常に値引きが少ない状況だ。
しかし、ノア・ヴォクシーの商談で値引き40万円以上を獲得した成功者もいる

先日、運営するYouTubeチャンネルにおいて、値引きのアンケート調査を行い、1200名の方から投票をいただいた。上記の画像が結果となるが、やはり20万円以下の値引き割合が56パーセントと非常に多い。ユーザーにとって、厳しい商談の戦となっていることが伺える。
一方、30万円から40万円の値引き割合が8%と少ないのに対し、40万円から50万円の値引き割合が20%と比較的多い割合であることも、アンケート調査から確認できる。
これは、正に、トヨタ全車種併売時代を象徴していると言える状況で、何も交渉しないユーザーの値引きは20万円以下で終わり、複数のトヨタ販売会社に渡り相見積もりにて交渉するユーザーは40万円〜50万円の値引きを獲得している状況が、アンケート調査から伺える。

貴重な情報をお聞きすることができましたので、「YUSA LOVES CAR」しか紹介できない、独自値引き情報をご紹介して参ります。
ヴォクシーで限界値引き60万円を獲得した人から情報入手!見積もり公開に注目を
新型ヴォクシーを限界と言える60万円の値引きで、購入した視聴者様(以降「Aさん」とする)からお話を聞くことができた。どのように販売店舗を回り、どのように交渉し、60万円値引きの見積もりを獲得したのか。ご紹介していこう。
ご本人から掲載許可をいただいております。
ヴォクシー 60万円の限界値引きは7回の相見積もりで出た!

60万円値引き獲得!相見積もり順番
- トヨタカローラ(A店)
- ネッツトヨタ(B店)
- 札○トヨタ(C店)
- トヨタペット(D店)
- 札○トヨタ(C店)
- トヨタカローラ(A店)
- 札○トヨタ(C店)「60万円値引きを獲得」
Aさん男性
商談は1店舗目が2回、 2,4店舗目が1回、契約店舗が3回の合計7回です。在住の市内にトヨタが4店舗あり競争してもらいました。
ヴォクシーS-G 値引きの見積もりを大公開!3パターンに注目!

S-G(8人乗り) 4店舗目「トヨタペット(D店)」で227,034円の値引きを獲得!

メモ
S-G(4WD):3,288,000円(全国) 3,360,600円(北海道地区)
項目金額 | 金額(10%税込み) |
ヴォクシーS-G(ガソリン・8人乗り) | 3,360,600円 「値引き-166,726円」 |
メーカーオプション(7点) | 304,700円 |
付属品価格(ディーラーオプション・8点) | 341,426円 「値引き-60,308円」 |
値引き合計金額 | 「値引き-227,034円」 |
現金支払い総額 | 4,193,490円 |
北海道在住男性
最初は営業さんに恵まれず値引きが大きくなりませんでした。この4店舗目でやる気のある営業さんと商談できようやく値引きが出ましたね。
残価設定クレジットは販売会社の利益が大きくなるため値引きが拡大される!

4店舗目の見積もりは、残価設定クレジットの支払いを選択されている。画像の見積もりにおいては、割勘手数料(分割手数料・金利負担)が714,571円も計上されている。簡単に言うと、現金支払いのお客さんより714,571円も多くお金を支払う必要がある支払いプランだ。
つまり、残価設定クレジットを使ってもらうと販売会社の受け取るお金は、714,571円も多くなり、多くなった利益から少し値引きを出しているというのが見積もりの状況だ。値引き20万円程度であれば、現金一括支払いでも可能な金額で、残クレの支払いなら50万円値引きを目指したいというのが正直な見積もりに対しての感想だ。
また、見積もりに実質年率の記載がない。このような場合においては、営業マンに質問して誠実に回答されるのかも確認したい。嫌な顔をするようであれば、他の店舗で購入した方がいいだろう。
S-G(8人乗り) 6店舗目「トヨタカローラ(A店)」で258,000円の値引きを獲得!

メモ
S-G(4WD):3,288,000円(全国) 3,360,600円(北海道地区)
項目金額 | 金額(10%税込み) |
ヴォクシーS-G(ガソリン・8人乗り) | 3,360,600円 「値引き-200,000円」 |
メーカーオプション(5点) | 238,700円 |
付属品価格(ディーラーオプション・6点) | 237,020円 「値引き-58,000円」 |
値引き合計金額 | 「値引き-258,000円」 |
現金支払い総額 | 3,993,350円 |
Aさん男性
6店舗目のトヨタカローラ店は一番最初に伺ったお店です。当初値引きは少なかったですが、拡大してきた値引きを2回目の商談時に突きつけ値引きが多くなりました。
トヨタ販売会社は実質年率5%と非常に割高である

6店舗目の見積もりにおいても、残価設定クレジットの支払いを選択されている。画像の見積もりにおいては、実質年率(金利負担)5%と記載されている。
これは、銀行のカーローンより(多くが2.5%以下)2倍負担が多くなる実質年率で、注意したい。残価設定クレジットの支払い自体は否定しないが、この見積もりなら値引き50万円は欲しいところだし、値引きが拡大しないなら銀行カーローンを利用して、割勘手数料を半分以下に抑えるべきだ。
また、この見積もりにおいては、割勘手数料の記載がない。営業マンに確認するとともに、誠実な回答が得られるか、誠実な営業マンなのかも確認したい。
S-G(8人乗り) 7店舗目「札○トヨタ(C店)」で60万円の値引きを獲得!

メモ
S-G(4WD):3,288,000円(全国) 3,360,600円(北海道地区)
項目金額 | 金額(10%税込み) |
ヴォクシーS-G(ガソリン・8人乗り) | 3,360,600円 「値引き-250,000円」 最終▶︎「値引き-300,000円」 |
メーカーオプション(7点) | 304,700円 |
付属品価格(ディーラーオプション・11点) | 193,864円 「値引き-308,366円」 |
値引き合計金額 | 「値引き-608,366円」 |
現金支払い総額 | 3,973,000円 最終▶︎3,900,000円 |
Aさん男性
最終交渉で支払い総額は、390万円まで下げてもらいました。 流石にそちらの金額は、見積もりには載せる事ができないとの事でした。
最後は追い込み時!付属品のサービスを獲得しよう
Aさん男性
最終的に付属品をおまけしてもらいました。ドラレコをおまけしてくれたら、契約すると頼みましたね。
Aさんが、サービスを受けた付属品は、下記になる。
- ドライブレコーダー
- TRD GRフロントバンパー
- TRD GRドアハンドルプロテクター
など
やり過ぎは、破談になるリスクを抱えるため、常識の範囲でお願いをするといいだろう。
トヨタ販売会社は実質年率4.9%と非常に割高である

7店舗目の見積もりにおいても、残価設定クレジットの支払いを選択されている。画像の見積もりにおいては、実質年率(金利負担)4.9%と記載されている。
これは、銀行のカーローンより(多くが2.5%以下)2倍負担が多くなる実質年率で、注意したい。
また、割勘手数料の記載がないが、おおよそ50万円程度(金利負担)は発生する支払いプランである。値引き60万円出たとしても、安い買い物ではないこと、多額の割勘手数料を支払う必要があることは認識してほしい。なぜなら、実質負担は、現金支払いで20万円の値引きを獲得したユーザーの方が安く済むためだ。残クレを避けるべき理由は、関連記事で紹介している。
やはり新型ノア・ヴォクシーの値引き拡大には相見積もりが欠かせない!

60万円値引き獲得!相見積もり順番
- トヨタカローラ(A店)
- ネッツトヨタ(B店)
- 札○トヨタ(C店)
- トヨタペット(D店)
- 札○トヨタ(C店)
- トヨタカローラ(A店)
- 札○トヨタ(C店)「60万円値引きを獲得」
Aさん男性
商談は1店舗目が2回、 2,4店舗目が1回、契約店舗が3回の合計7回です。在住の市内にトヨタが4店舗あり競争してもらいました。

相見積もりは、時間を必要とする点に注意だが、運営母体の異なる販売会社を複数訪問して値引きを拡大してほしい。具体的な相見積もりの方法については、関連記事で解説している。
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