新型ノア・ヴォクシー(90系)は、トヨタの車で、現在1番安全装備・先進装備が優れている。
このような装備は、ユーザーが特徴を理解することで、より多くの恩恵を受けることができる。この記事で、安全に使いこなせるユーザーが増えれば幸いだ。「Toyota Safety Sense」を徹底解説していく。
私は、消費者有利な自動車市場を目指すYUSAです。
新型ノア・ヴォクシー 紹介する安全装備と先進装備一覧!

標準装備の内容
- プリクラッシュセーフティ
- 緊急時操舵支援機能
- レーントレーシングアシスト+レーンディパーチャーアラート
- レーダークルーズコントロール
- オートマチックハイビーム
- ロードサインアシスト
- ドライバー異常時対応システム
- プロアクティブドライビングアシスト
- 発信遅れ告知機能
- パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)
- 緊急ブレーキシグナル
オプション設定の内容
- 緊急時操舵支援(アクティブ操舵機能付)
- フロントクロストラフィックアラート
- レーンチェンジアシスト
- ブラインドスポットミニター
- 安心降車アシスト
- パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)
- アドバンストドライブ
- トヨタチームメイトアドバンストパーク(リモート機能付き)+パーキングサポートブレーキ(周囲静止物)
- ITS Connect
- パノラミックビューモニター+パーキングサポートブレーキ(後方歩行者)
まずは、新型ノア・ヴォクシー標準装備の安全装備と先進装備!11点を解説!

①プリクラッシュセーフティ

1.直進時の衝突回避・被害軽減をサポート

前方の車両や歩行者(昼夜)、自転車運転者(昼夜)をミリ波 レーダーと単眼カメラで検出。警報ブザーとマルチインフォ メーションディスプレイ表示で衝突の可能性を知らせ、ブレーキを 踏めた場合はプリクラッシュブレーキアシスト。ブレーキを踏 めなかった場合はプリクラッシュブレーキを作動させ、衝突回避または被害軽減をサポート。プリクラッシュブレーキは、歩行者や自転車運転者に対し自車が約5~80km/hの速度域で作動し、衝突回避または被害軽減をサポート。また、車両に対しては自車が約5km/h以上で作動し、衝突回避または 被害軽減をサポート。車両、歩行者、自転車に対して、昼夜で対応するのは、日本の自動車メーカーでは珍しい。
2.低速で走行中の自車直前にいる歩行者、自転車運転者を検知機能により衝突回避・被害軽減をサポート

自分の車の直前にいる歩行者、自転車をミリ波レーダーと単眼カメラで認識。前方に対象物がある状態で、停車中または徐行状態からアクセルペダルが必要以上に踏み込まれた場合には、エンジン出力を抑制。または弱いブレーキをかけることで加速を抑制し、衝突回避または被害軽減をサポート。5km以下で自動ブレーキは動作できないが、低速走行中にアクセルを強く踏み込んだ場合に衝突を回避する機能は搭載するということになる。
3.交差点での検知にも対応し、衝突回避を支援

交差点右折時に直進してくる対向車および右左折時に対向方向から横断してくる歩行者をミリ波レーダーと単眼カメラで検知。ブザーと表示で衝突の可能性を知らせ、その後プリクラッシュブレーキを作動し、衝突回避または被害軽減をサポート。対向車の検知は、対向の隣接2レーンまで対応。
4.交差点においての出会い頭接近中においても衝突回避をサポート

交差点に近づくとき、交差する車両や自動二輪車をミリ波レーダーと単眼カメラで検知。ブザーとメーターの表示で危険性をドライバーへ知らせ、プリクラッシュブレーキを作動。衝突回避または被害軽減をサポート。
②緊急時操舵支援機能

走行している車線内の歩行者と衝突する可能性が高く、自車線内に回避するための十分なスペースがあるとシステムが判断した場合に、ドライバーの回避操舵をきっかけに車線内で操舵をアシスト。車両安定性確保と車線逸脱抑制に寄与する。簡単に言うと、車線の中に歩行者がいて、ドライバーが回避操作をすれば、車の挙動の安定と車線を維持できるよう、システムがアシストする機能だ。
オプション設定の緊急時操舵支援(アクティブ操舵機能付)は、ドライバーによる回避操作を必要としない。こちらは、システムが自発的に作動を始める。
③レーントレーシングアシスト+レーンディパーチャーアラート

車線の中央を走り続けることができるよう全車速域で支援。また、車線から逸脱しそうな場合はハンドル操作の支援とディスプレイ表示、ブザーで逸脱を防止する。また、白線が消えている時や、渋滞中で白線が認識しにくい環境では前の車についていくことでレーンキープを継続。さらに、アスファルトや縁石、雪の道中の環境でも逸脱しそうな場合、ハンドル支援を行う。最新のToyota Safety Sense 搭載車は、ハンドル支援のフィーリングが細かく、安定している。
④レーダークルーズコントロール

ミリ波レーダーと単眼カメラで先行車を認識。設定をした車速と車間距離を基本とし、車速に応じた車間距離を自動で調整、維持しながら追従走行を支援する。同じToyota Sefety Sense第二世代を搭載するヤリスクロスは、最新にアップデートをされた機能だけありアクセルやブレーキのフィーリングが安定しており、クルーズコントロールの速度調整が滑らかで進化に感動した。従来だと、車の挙動が不安定で、家族を乗せている時はあまり使いたくないものであったが、新型ノア・ヴォクシーに搭載するものは最新のシステムで、日常において活用できるものだ。
⑤オートマチックハイビーム

先行車や対向車のライトを認識し、ハイビームとロービームを自動で切り替え、夜道の視界を確保し、歩行者や障害物などの早期発見をサポート。30km以上の速度で走行中に作動する。手動で切り替える手間を軽減するもので、ロービームで継続的に走行してしまうユーザーは有効に活用すべきだ。
オプション設定のLEDヘッドランプを購入すると、AHS(アダプティブハイビームシステム)へライトシステムが上級化される。これは、簡単に言うとハイビームを積極的に使用し、検知した先行車や対向車がいる部分だけを遮光するものだ。この違いは、TOYOTA公式動画で理解できる。
ライトシステムの違いとは?
価格については、見積もり解説記事をご覧いただきたい。
価格情報
⑥ロードサインアシスト

Toyota Sefety Senseで使用される単眼カメラで道路標識を認識。中央のディスプレイやヘッドアップディスプレイ(オプション設定)に、認識した標識を表示して、安全運転をサポート。対応する標識は、はみ出し通行禁止、最高速度、車両侵入禁止、一時停止、転回禁止、信号機だ。走行中に制限速度を超えた場合は、ブザーで注意喚起を行う。
⑦ドライバー異常時対応システム

前述のLTAを使用中に、ドライバーの無操作状態が継続した場合、音とディスプレイ表示また緩減速でドライバーに操作を促す。さらに、これ以降も無反応が継続する場合、ハザードとホーンで車外に異常をお知らせしながら車線内に減速停車し、事故の回避または被害軽減をサポート。自動停車後は、車両が鍵の解錠やヘルプネットに自動接続し、救命要請を行う。
⑧プロアクティブドライビングアシスト

歩行者の横断といった公道においてのリスクを先読みすることで、危険に近づかないよう事前回避の運転操作をサポート。先行者に対しては、アクセルから足を離した時点で、減速操作をシステムが支援し、車間距離が近づきすぎないように、事前に危険回避を支援。また、カーブへ進入時、システムが速度超過と判断した場合、アクセルから足を離した時点で、緩やかに減速し、安全なカーブ走行を支援。

さらに、歩行者に対しては、事前にハンドル操作、ブレーキ操作をシステムが行い、できる限り近づかないよう危険を回避する。トヨタブランド初の機能だ。
⑨発信遅れ告知機能

Toyota Sefety Senseで使用されるミリ波レーダーと単眼カメラで、信号表示や先行車の動きを検知。交差点で先頭車両として停止して信号が青になったにもかかわらず走り出さない場合、運転メーター表示とブザーでドライバーに信号の切り替わりをお知らせ。また、停止してから先行者が発進したにもかかわらず停止を続ける場合も、メーターとブーザーでお知らせを行う。信号の読み取りお知らせ機能は、トヨタブランド初となる。
⑩パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)

パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)は、従来存在していた車庫入れなどの時に壁などへの接近を表示とブザーで知らせる 「クリアランスソナー」、壁などへの接触を回避、軽減する機能「インテリジェントクリアランスソナー」という機能と、同位置付けの機能(進化しているが)。パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)は、前後進行方向 にある壁などの静止物を検知している場合、発進時に出力を抑制し、さらに距離が縮まると自動(被害軽減)ブレーキを発動し、衝突の回避または被害軽減を行う。
⑪緊急ブレーキシグナル

急ブレーキを掛けた時に、連動してハザードランプとブレーキランプが高速点滅。後方からの視認性を高めたブレーキランプとハザードランプで、後続車に緊急性アピールと注意を促し、追突される可能性を軽減する。
