トヨタの新型「クラウンセダン」は、2023年5月27日-28日に富士スピードウェイで開催された「スーパー耐久シリーズ2023 富士24時間レース」で日本初公開されました。この新型クラウンは、クロスオーバー、スポーツ、セダン、エステートの4つのバリエーションがあり、クラウンクロスオーバーはすでに発売され、クラウンスポーツはプロトタイプが公開されています。
新型クラウンセダンは、4月の上海モーターショーでモックアップが世界初公開され、今回、日本で公開されたのは上海モーターショーで世界初公開されたモックアップではなく本物のプロトタイプでした。この新型クラウンセダンは、新型ミライやレクサス LSと同様にGA-Lプラットフォームを使用しています。
パワートレーンはハイブリッド車であるHEV、水素を用いる燃料電池車であるFCEVの2種類が存在します。公開されている仕様は、全長5030mm、全幅1890mm、全高1470mm、ホイールベース3000mm、タイヤサイズは19インチと20インチ、定員は5名を予定しています。
新型クラウンセダンのインテリアは、公開済みのCG動画でも分かる通り、基本的にこれまでのクラウンクロスオーバーやクラウンスポーツと共通するデザインを採用しています。しかし、木目加飾や間接照明とったアイテムにより新生クラウンシリーズの中でも落ち着いた印象です。
センターコンソールのドリンクホルダーでは他のクラウンとは異なり、木目の蓋がつけられているなど細部までこだわっているようです。さらにダッシュボードの左右には間接照明も備わり、夜間でも上質な空間を演出します。後席に関してもショーファーニーズに対応するための広く快適な空間が確保されています。