今回は、大人気SUVである日産の新型エクストレイル。
内装外装や装備をチェックして考えた買いを検討したい7つの理由を紹介する。
日本のSUVに大きな革新を巻き起こす!日産新型エクストレイル買いを検討する7つの理由とは?

新型エクストレイルは、米国(2020年)、中国市場(2021年)で、先行投入されている。米国市場では、一部改良が控えているが、ようやく2022年夏にも日本で発売を開始する見込み。現在、車の納期が非常に長くなっている。早い購入検討をサポートし、お役に立てれば幸いだ。

買いを検討する7の理由
- 外装の迫力が凄い
- 内装の質感が凄い
- メーターは地図表示対応
- 後席が非常に広い
- 大きなサンルーフを設定する
- 7人乗り仕様の設定がある
- 荷室が非常に広い
内装外装や装備が凄い!検討する理由①外装の迫力が凄い

新型エクストレイル中国仕様
では、待望されている新型エクストレイルの外装デザインを詳しく見ていこう。
フロントマスクは、ゴツい迫力を重視したデザインで、これまでの国産車にはない目新しいデザイン。デザイン公開直後は、えらい思い切ったなと感じたが、米国仕様、中国仕様が投入され、時間を置くに連れて少しづつ見慣れてきて、迫力やかっこよさが感じられるようになってきた。日本市場への投入が、非常に楽しみだ。

個人的には、日産の新しいデザインコンセプトEVのアリアなどと共通するデザインを期待していたが、、エクストレイルらしく、無骨な印象を採用することになる。

フロントグリルは、ブラック塗装を取り入れたもので、中央部分に日産のエンブレムを配置。メッキをV字型で配置し、日産の象徴Vモーショングリルを表現する。
ヘッドランプの方は、上部のユニットが車幅等兼デイライト、ウインカーで、下部の大きなユニット部分が、ロービームとハイビームを切り替えるヘッドランプになる。ライトシステムは、ロービームとハイビームを自動で切り替えるハイビームアシスト採用にとどまる見通しだ。
また、下部のユニット端には、風を通すダクトの穴が確認できる。この部分で、風を受け流し、走行安定性を確保する設計なのであろう。

また、フロントマスクの部分は、横から見ると、直立に立たせていて、SUVらしく、勇ましい迫力が感じられる。

バンパー部分は、無塗装樹脂のブラックパーツになっていて、中央部分にシルバーのガーニッシュを配置する。これにより、デザインの質感向上、迫力が感じられ、白色LEDフォグランプが左右に確認できる。

続いて、サイドを見ていこう。
新型エクストレイルの車両サイズは、米仕様で、全長4650mm×全幅1840mm×全高1700mm×ホイールベース2705mm。
現行型エクストレイルは、全長4690mm×全幅1820mm×全高1740mm×ホイールベース2705mmだから、全幅20mm拡大、全長40mm全高40mm小さくなる。
マンションのパレット駐車場は、1850mmサイズなら入庫できることになるが、かなりギリギリの余幅となる。運転の技量によっては、購入の見送りが最適な判断になるかもしれないから、慎重に検討されるのがおすすめだ。

ルーフは、後端まで水平に伸び、室内空間を確保。ルーフレールのシルバー塗装と、窓枠上ラインのメッキ加飾が、アクセントとして美しい。ボディのプレスラインは、タイヤ上の部分に力強く入り、テールランプまで続いている。

足元は、SUVらしく無塗装樹脂のブラックパーツで、タイヤフェンダーなどのデザインを表現していて、無骨な印象。上位グレードでは、19インチアルミホイールを採用する。やはり、エクストレイルは、アリアと違い、オフロードSUVとして作られたのであろうと理解できるデザインだ。

そして、リヤ。上部の大きなルーフスポイラーは、中央部分がくぼんでいて、ルーフに配置するシャークフィンアンテナをスタート地点として、風を中心部分にかき集め、通す、空力処理のデザインが確認できる。これにより、車体を下方向に押しつけ、走行安定性、操舵安定性を確保する狙いであろう。
少し斜めに傾斜を持つリヤガラスは、比較的大きく、後方視界が期待できる。ただ、リヤワイパーは、近年トヨタの車が採用するように(新型ノアの内装外装動画で確認できます)、スポイラー部分に隠してほしかった。空の通り道の邪魔となっているし、デザイン性も少し低下させていることが確認できる。

テールランプの方は、鋭い爪を描いたようなデザインで、LEDのライン発光で点灯する。ナンバー灯は、中国仕様だと茶色のハロゲンランプとなっているから、日本仕様においても懸念のポイントだ。

フロントと同じように、NISSANのエンブレムは、従来のデザイン。マイナーチェンジなどで、新しいNISSANエンブレムを配置する展開が予感だが、予想できてしまう。笑。また、各種、エンブレムが大きく、個人的にはもう少しすっきりとしたデザインが好みなだが、皆さんはどうお感じになるであろうか。
バンパーは、フロントと同様に、無塗装樹脂のパーツを大きく配置し、中央部分にシルバーパーツを配置。これにより、デザインの質感向上、勇ましい迫力が感じられる。エクストレイルらしさを感じられる部分だ。赤色の反射板は、左右がリフレクターで、中央部分がフォグランプと思われる。

内装外装や装備が凄い!検討する理由②内装の質感が凄い

では、非常に質感の高いインテリアを見ていこう。
ドア内張は、合成皮革&ステッチ加飾を肘おき部分などに採用。さらに、スイッチ類やインナードアハンドルに、質感の高いメッキ加飾を細かく採用し、上質感が確認できる。また、ドア上部には、青色のアンビエントライト(夜間照明)が確認できる。詳細は、現時点で不明だが、色の切り替え機能があるのかなども気になる部分だ。
ハンドルは、本革巻きで、右に先進装備のプロパイロットシステムスイッチを配置する。ハンドル形状は、D型で、下の部分が横水平の形を持つ。現行型のセレナなどが、このようなハンドル形状を持つ、日産ならではの思想に基づくものだ。SUVとしては、コンパクトなサイズ感で、操舵時は回し易いことが期待できる。

画像は、1.5リットルDOHC 12バルブ可変圧縮ターボ(VC-Turbo®)3気筒エンジンの車両で、マニュアル操作を楽しむパドルシフトがハンドル裏に配置されている。日本に投入される1.5Le-POWERにおいては、非採用となるであろう。オーラNISMOでも、パドルシフトが採用されていないためだ。
内装外装や装備が凄い!検討する理由③メーターは地図表示対応

運転時に使用するインフォメーションディスプレイは、フルデジタル表示で、多くの情報を一画面として表示することが可能だ。多くの日本車は、いまだにフルデジタル表示を採用することが出来ておらず、先進装備と燃費情報などを表示させようとすると、画面を切り替える必要があり、残念な仕様の車が大半だ。これを改善した新型エクストレイルは、大きなアドバンテージを持つことになる。

さらに、新型エクストレイルは、ノートオーラなどと同じように、地図表示をフルデジタルメーターで行うことができる。ライバルの新型ハリアー、RAV4、CX-5などでは、採用されていない機能で、商品力として大きなメリットになる部分であろう。

中央のナビゲーションディスプレイは、9インチで純正ナビゲーションシステム、Applecarplay、Androidautoに対応し、スマートフォンとの連携機能も強化されたものを採用する。画面の縁が太いのが、ちょっと気になる部分か。
内装外装や装備が凄い!検討する理由④後席が非常に広い

新型エクストレイルの後席は、7人乗りの車両を設定しているだけあり、広いスペースを確保する。後席ドアは、乗り降りをスムーズに行えるよう、大きな開口幅を確保する。

米国仕様:ステッチ加飾が細かく採用される
後席は、大きなスペースを確保する。窓が大きいこともあり、かなり解放感がある。プラットフォームを共通する三菱新型アウトランダーとほぼ同サイズだ。
7人乗りの車両は、新型アウトランダーと同様に、二列目シートを動かすことができる仕様で、二列目シートを前にずらして、三列目へ乗り込む形となる。この機能を使って、二列目シートを後ろに下げることもできるから、大きな足元スペースが欲しい場合は、7人乗り仕様を購入した方がいい。5人乗り仕様は、二列目シートが固定となるためだ。(この点は新型アウトランドとRAV4PHEVを比較した動画で、確認できます)
後席シート、ドア内張には、こだわりのステッチ加飾が採用される。とても質感の高さが感じられるデザインだ。

さらに、エアコンは3ゾーン独立式を採用。センターコンソール後ろに、エアコンパネルが配置され、後席の温度を独立で変更することが可能だ。ライバルのハリアー、RAV4、CX−5では、非採用となる機能だけに、この点も大きなアドバンテージになるだろう。
内装外装や装備が凄い!検討する理由⑤大きなサンルーフを設定する

デュアルパネルパノラマルーフ
後席まで窓が続く解放感が確認できる
新型エクストレイルは、大きな「デュアルパネルパノラマルーフ」を設定。RAV4のムーンルーフと類似するもので、2枚のガラスをルーフに配置する。室内を明るくし、解放感が期待できるものだ。
内装外装や装備が凄い!検討する理由⑥7人乗り仕様の設定がある

新型エクストレイルは、三菱新型アウトランダーと同じプラットフォームである「CMF-CD」を採用。ライバルのハリアー、RAV4より小さいながらも、広い室内空間が売りとなる。特に、7人乗りシートは、同クラスで希少な設定となるため、商品力強化に繋がるだろう。
内装外装や装備が凄い!検討する理由⑦荷室が非常に広い

バックドアには、バンパー下に足を入れて開閉することができる「ハンズフリーパワーバックドア」を設定。床下収納なども、用意される模様だが、日本仕様のe-POWERでは、狭くなる可能性がある。

5人乗りシートで、後席を倒すと、広い荷室空間が広がるが、荷室との間で、段差が生まれていることが確認できる。SUVでこれは、非常に残念な部分だ。自転車積みなどを検討しているなら、慎重に検討してほしい。
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