トヨタ自動車は、7月19日に新型アクア(TOYOTA AQUA)のフルモデルチェンジを予定。既に先行予約の受付を開始しており、契約をすることができます。
今回は、購入検討中の方をサポートするために分析していたら判明した「買う前の注意点11つと買いの魅力ポイント6つ」をご紹介していきたいと思います。価格や装備、見積もり、オプション、内装外装、質感などについて最速レポートしていきますよ!。
私は、消費者有利な自動車市場を目指すYUSA。ブロガーではなく、車のレビューをしている車You Tuber。実際に車へ触れて紹介する点を重視しています。
トヨタ新型アクア 価格とグレード展開
アクアは、下記の通り4つのグレード展開。
アクア 1.5L+モーター | 車両価格(2WD) |
B 営業車タイプ | 1,980,000円 |
X | 2,090,000円 |
G | 2,230,000円 |
Z | 2,400,000円 |
トヨタ新型アクア 買う前に注意したい11点を紹介しよう!
では、買う前に注意したいポイントを見ていきましょう。
アクア注意点!①価格が高い
新型アクアのスタート価格ですが、実質209万円がスタート価格となります。ヤリスシリーズとの棲み分けのため先代から装備の充実化を実施し、上位グレードは先代から約29万円の値上がり幅です。先代アクアからの買い替えユーザーにとっては、厳しいのが本音ですよね。
新型アクア 1.5L+モーター | 車両価格(2WD) |
X | 2,090,000円 |
G | 2,230,000円 |
Z | 2,400,000円 |
ヤリス 1.5L+モーター | 車両価格(2WD) |
X | 1,998,000円 |
G | 2,130,000円 |
Z | 2,324,000円 |
また、ヤリスHVと比べると新型アクアの方が「約7万円〜10万円」価格が高くなっています。新型アクアでは、LEDヘッドランプの標準化、遮音材の採用、内装の質感向上、ホイールベース拡大などに注力していることから、これらを魅力的に感じるなら購入を検討して良いと思います。新型アクアの見積もり公開している記事もぜひご覧ください。
アクアとノートオーラ(AURA)との価格差は?
ライバルとなる日産ノートオーラ(AURA)の価格展開は、下記の通り。
G (税込) | 2WD 2,610,300円 | 4WD 2,868,800円 |
G leather edition (税込) | 2WD 2,699,400円 | 4WD 2,957,900円 |
車両本体価格だけで比べれば、ノートオーラより新型アクアの方が約20万円価格が安くなっています。新型アクアでは、電動Pを搭載しないものの、AURAでオプション設定となる安全先進技術を標準装備としています。
対して、ノートオーラで安全先進技術『プロパイロット』をオプション選択すると価格は約305万円となります。BOSEサウンドシステムなどを含むためもちろん単純比較はできませんが、新型アクアの方が約70万円も安く購入できます。
このことから、電動P不要で問題ない方、安く購入したい方には、新型アクアが優れている車となります。ただ、安い車を求めるならヤリスがあるので、立ち位置が今一分からないのが正直な感想でもあります。今後、ライバル車両との比較動画ご要望あれば作成したいと思いますので、グッドボタンとコメントの方よろしくお願いします。
アクア注意点!②ハンドルはヤリスと共通

新型アクアは、ヤリスより内装を上質なものにしているのが一つの特徴で、上位グレードZでは、10.5インチディスプレイオーディオ、合成皮革巻き(インストルメントパネル・アームレスト)などを標準装備。スパイショットを確認しても、レザー調の素材にステッチを採用し、コンパクトクラスとしては上質な質感を確保しています。
全体としては、ライバルのフィット、ノートオーラに劣らない、満足できる仕上がりと言えますが、ハンドルは残念ながらヤリスと同じ物を採用します。チープな印象が気になる物ではありませんが、差別化を望むユーザーにとっては残念な点となりますので、念のためご紹介となります。
辛口で内装外装レビューしました!!
アクア注意点!③FFには段差がある

新型アクアは、後席シートを倒すとラゲッジに段差が生まれます。段差をフラットにするためラゲッジボードの設定がありますが、FFではOP設定で、4WD(E-four)では標準装備となります。フラットに荷室を使用したい方は、お忘れのないようご注意ください。
また、ラゲッジボードは一枚タイプで、ヤリスクロスの2枚分割独立タイプではありませんので、ご注意ください。
アクア注意点!④T-connnectナビキットの内容が変更

T-connnectとは、通常スマートフォンを繋いで使用するDA搭載車両に、従来のナビ機能をインストールすることができる機能です。
従来、トヨタのDA装着車では、ディーラーOPとしてT-connectを約11万円でオプション設定とし、TVを見るためには別途オプションを購入する必要がありました。
これを新型アクアでは、価格を維持する約11万円のT-connectにTV機能を追加する変更が実施されています。尚、新型ランクルも同時に変更となりました。
アクア注意点!⑤ヘッドランプのデザインが異なる

新型アクアは、ベースグレードでもLEDヘッドランプを標準装備としますが、差別化が実施されています。
ベースグレードのXとGでは、非常にシンプルなデザインを採用し、ウインカーもバルブタイプであることが確認できます(LEDヘッドランプ二灯式+ハロゲンターンランプ(マニュアルレベリング機能付き))。

対して、上位グレードZはコの字型のアイラインの意匠で、質感を高めたBi-Beam LEDヘッドランプを採用(Bi-Beam LEDヘッドランプ+LEDクリアランスランプ+LEDターンランプ+LEDデイライト)。デイライト機能やLEDウインカーを採用し、ベースグレードから質感を大きく向上します。

尚、ベースグレードでも上位版のBi-Beam LEDヘッドランプはオプション選択することができ、金額は下記の通りとなります。
金額 | 主要 オプション |
110,000 | BI-BEAM LEDヘッドランプ +LEDターンランプ |
グレード間で差別化が実施されていますので、デザインに拘りのある方はご注意ください。
アクア注意点!⑥ウインカーはハロゲン式点灯
新型アクアは、質感の良い見た目を手にし、フルLEDヘッドランプ、LEDテールランプを標準装備としますが、ウインカーに関してはベースグレードでフロントウインカーがバルブタイプとなります。

対して、ZグレードではフロントにLEDウインカーを採用。また、テールランプには、LEDライン発光テールランプ&ストップランプ+ターンランプを採用し、上質な見た目になります。

アクア注意点!⑦斜め後方視界が狭い

新型アクアは、正常進化を実現したエクステリアを手にしており人気を集めると予想していますが、斜め後方視界の狭さが気になります。かなり、後席窓を上に絞り込んだデザインで、スタイリッシュな印象を表現していますよね。
年配の方で、運転の容易な小さい車を求めている方もいらっしゃると思いますが、気をつけないといけない点も事実ありますので、ご注意ください。
運転に不安のある方は、運転支援をオプション選択するのがお勧めで、下記の通りとなります。
金額 | 主要 オプション |
188,100 | TTAP(PVM付)&HUD&BSM&PKSB |
このオプションを購入すると、駐車支援システムのトヨタチームメイト、安全装備のパノラミックビューモニターPVM、ヘッドアップディスプレイHUD、斜め後方の安全確認をサポートするBSM、パーキングサポートブレーキPKSBを選択した内容です。駐車支援や斜め後方の安全サポートを受けることができますので、運転に不安のある方はお勧めです。
アクア注意点!⑧上位グレードZに誘導している

新型アクアは、もはやトヨタあるあるとなった、上位グレードへの誘導が分かりやすい価格設定となっています。
中間グレードGに、コンフォート合成皮革PKG、BI-BEAM LEDヘッドランプ +LEDターンランプ、ディスプレイオーディオ10インチ、16インチアルミをオプション選択すると、ほぼZと同じ価格になってしまうことから、Zへ誘導していると表現できます。
安く買いたいなら、Gに10.5インチDAだけOP選択して購入するのがお勧めで、これ以上を求めるならZを買うべきと言えます。詳しくは、新型アクア見積もり公開記事でご案内しています。
アクア注意点!⑨シフトレバーは電子式

先代のアクアは、一般的なシフトレバーをハンドブレーキの前に配置。ガソリンエンジン車と同じ操作感で運転をすることができます。違和感の少ないレイアウトが受けて、HVを普及させる大きな力となった先代アクアですが、新型では大きな変化を実施します。

新型ではエアコン操作パネル下に、電子式のコンパクトなシフトレバーを採用。恐らく、操作感としてはプリウスと同じタイプと思われますので、踏み間違い事故など起きないか心配な点であります。
先代から大きな変化となりますので、ご注意ください。
アクア注意点!⑩X、Gは7インチで小さい
新型アクアは、上位グレードに10.5インチDAを標準装備としますが、中間グレード以下のグレードでは7インチのDAを標準装備とします。

流石に現代の車としては非常に小さいサイズで、上記の通り縁取りが太く見た目が野暮ったい点が懸念されます。
このため、お勧めの中間グレードGを購入する方は、¥38,500のディスプレイオーディオ10.5インチはオプション選択することを強くお勧め致します。リセールも良くなるし、使い勝手も、見た目も向上しますから、選択が絶対にお勧めです。