現在も人気を集めているホンダのコンパクトSUVであるヴェゼル。マイナーチェンジ(一部改良)の情報をある程度固まって予想できるようになってきた。
早期に購入の検討、商談を行うことが必要になってきているため最新情報で詳しくご紹介していきたい。
ホンダヴェゼルは2023年にもマイナーチェンジ(一部改良)へ

*こちらの記事は、予想や噂を含んだ暫定情報となっています。随時更新しますので、ブックマーク登録がお勧めです。
ヴェゼル マイナーチェンジへ!

初期型のヴェゼルは、2021年3月に発売を開始。2023年に2年目を迎えることになる。現在もハイブリッド(e:HEV)にて、一年以上の納車待ちという多くのバックオーオーダーを抱える状況だが、マイナーチェンジの情報が飛び込んできた。

なぜなら、プラットフォームを共有するホンダフィットが2022年10月にマイナーチェンジ版の発売を開始したからだ。ほぼ同様の共通する内容を含みながらヴェゼルもマイナーチェンジをする日は近いと言っていいだろう。
こうこともあり、ヴェゼルのマイナーチェンジは、かなり想定できる状況にあるわけだ。情報は予想を含んでいるが、詳しく紹介していきたい。
2023年に改良の可能性が高いのは?
・「RS(アールエス)」を新たに設定
・「e:HEV(イーエイチイーブイ)」モーター最高出力とアクセル応答性を向上
モーター最高出力を10kW(10PS)ほど強化し99kW(141PS)へ向上
・外装デザインの変更
・USBの刷新
typeAからtypeCへ
・「Honda SENSING(ホンダ センシング)」新機能を追加
トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)と急アクセル抑制機能
ブラインドスポットインフォメーションと後退出庫サポート
ヴェゼルにもRSを新設定へ

FF 2,346,300円
ホンダは、2022年10月にフィットへRSグレードを新設定した。マイナーチェンのタイミングで、中間グレードとして販売を進行している。上位グレードLUXEより安い価格の設定。

RSは、先代のヴェゼルにも設定されているスポーティグレードで、スポーティ感のある内装外装の専用装備、走りの性能を強化するために採用したサスペンションが特徴であった。
準ずる内容の装備で、現行型ヴェゼルにも新設定を行い販売する可能性が高まってきていると言える。過去の慣例からしても間違いないだろう。
価格もおそらく、中間グレードの位置をとる販売価格で設定するのだろう。
ハイブリッド(e:HEV)のモーター出力を向上へ

ヴェゼルのハイブリッドは、2モーターを搭載するが、加速を行う出力を強化する可能性が高い。
ホンダ、フィットのマイナーチェンジでハイブリッドのモーター出力とアクセル応答性を強化したためだ。同様の形で、強化をする可能性が高い。
フィットでは、2022年10月のマイナーチェンジで、モーター最高出力を10kW(14PS)プラスとなる90kW(123PS)へ向上している。
このため、ヴェゼルでも次マイナーチェンジなどで、モーターの出力を強化。モーター最高出力を10kW(10PS)ほど強化し99kW(141PS)前後まで向上を目標にするのでjはないだろうか。
ヴェゼルとフィットは、さまざまな部分でプラットフォームを共有し、効率よくコストを低減している。フィットに右へならえと、進化することを期待したいものだ。
フィットは、出力を強化する前からライバルのアクアより燃費が悪かった。この状況でも、走行性能を強化するために、同変更を実施した。ホンダとしてのこだわりだろうから、燃費が多少落ちたとしても出力を強化してくるだろう。
フィット 2022年10月版 | ガソリン | ハイブリッド |
種類 | 直列4気筒 | 直列4気筒 |
総排気量 | 1.496L | 1.496L |
トランスミッション | CVT (電気式無段変速機) | CVT (電気式無段変速機) |
出力 | 87kW(118PS)/6,600rpm | 78kW(106PS)/6,000~6,400rpm |
最大トルク | 142N・m(14.5kgf・m)/4,300rpm | 127N・m(13.0kgf・m)/4,500~5,000rpm |
モーター出力 | なし | 90kW(123PS)/3,500~8,000rpm |
WLTC燃費 | FF:17.6~18.7km/L 4WD:16~16.6km/L | FF:27.1~30.2km/L 4WD:23.5~25.4km/L |
下記は、マイナーチェンジ前の出力が少し小さい初期型モデルのスペックだ。見比べていただきたい。
フィット 初期型モデル | フィットe:HEV LUXE(2WD) |
種類・シリンダー数 | 直列4気筒 |
総排気量 | 1.496L |
使用燃料 | レギュラーガソリン |
最高出力 | 98PS/5600rpm-6400rpm |
最大トルク | 13.0(kgf・m)/4500〜5000rpm |
モーター出力 | 109(ps)/25.8(Kgf・m) |
燃費WLTC | 27.4km/L |
車両重量 | 1200kg |
外装デザインの変更

HOME/LUXEはアッパーグリルにメッキ加飾のラインを横水平に採用
フィットは、マイナーチェンジで外装を少し変更しており、特にフロントグリル周辺の変更が大きかった。

ヴェゼルでも外装のデザイン変更を実施する可能性は高いが、大きな変更まではないと見ている。どこに、変更が入るのか。個人的には、リヤマフラーを変更してほしいと考えている。
USBの刷新

現在販売されているヴェゼルは、USBを従来タイプのtypeAとしている。
しかし、マイナーチェンジがあったフィットでは、USBを従来タイプのtypeAからtypeCへ変更している。新しい規格のUSBに変更する流れが来ている訳だ。
やはり、これに関してもマイナーチェンジでヴェゼルに採用される可能性が高く、USBをtypeAからtypeCへ刷新することが予想できるというわけだ。
「Honda SENSING(ホンダ センシング)」新機能を追加
ヴェゼルは、現在ホンダセンシングに下記の内容を標準装備とする。
新型ヴェゼル Honda SENSING |
衝突軽減ブレーキ(CMBS) |
誤発進抑制機能 |
後方誤発進抑制機能 |
近距離衝突軽減ブレーキ |
路外逸脱抑制機能 |
渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)0km/h以上 |
車線維持支援システム(LKAS) |
先行車発進お知らせ機能 |
標識認識機能 |
オートハイビーム |
これは、初期型のフィットとほぼ同様の内容であった。
しかし、フィットはマイナーチェンジでホンダセンシングの内容を強化し、ヴェゼルより充実した内容へ変更している。追加した内容は、下記。
フィットがマイナーチェンジで追加した Honda SENSINGの内容まとめ |
トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能) |
急アクセル抑制機能 |
ブラインドスポットインフォメーション |
後退出庫サポート |
これらは、現在販売されているヴェゼルの弱点を改善する内容と言える。
ヴェゼルの安全先進装備の内容は、ライバルと遜色のない内容となっているが、下記の点が弱点であった。
- 車線維持支援システム(LKAS)
50km未満は非対応となり、全車速対応ではない。ヤリスクロスは全車速対応。 - オートハイビーム
上位機能であるアダプティブハイビームシステム(ハイビームを積極的に使用し先行者や対向車がいる部分だけ遮光する)を装備していない。ヤリスクロスは、OP設定。
仮にフィットと同じ内容で、トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)を搭載できれば、1の車線維持支援システムの弱点は克服することになる。
新型シビック、新型ステップワゴンなどにも既に採用されている内容で、かなり期待したい装備だ。採用は、ほぼ間違いないだろう。
ヴェゼルはマイナーチェンジで値上がりするか?
現在販売されているヴェゼルの車両本体価格は、下記の通り。
直列4気筒 1.5L DOHC i-VTEC+CVT搭載 ガソリンモデル | 価格 | WLTC燃費 (FF) |
G | 2,279,200円 | 17.0 km/L |
直列4気筒 1.5L e:HEV 2モーターハイブリッドシステム | 価格 | WLTC燃費 (FF) |
e:HEV X | 2,658,700円 | 30.4 km/ |
e:HEV Z | 2,898,500円 | 30.4 km/ |
e:HEV PLaY | 3,298,900円 | 30.4 km/L |
マイナーチェンジを受けたフィットでは、2〜5万円前後だけ価格を値上げしている。
円安、原材料の価格高騰もあるから、フィットと同等、もしくはこれ以上の値上がりとなってくると予想している。
今後も最新情報が入り次第、こちらの記事は更新を継続する。
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