2022年4月20日にレクサスが新型BEV「RZ」のオンライン発表会を開催したが、
最後に、新型RX?らしき車が写ったことに各方面から注目を集めている。
はたして本当に新型RXなのか?そしてどのよな内容になるのか、現行RXとともに紹介する。
テスト車両の正体は新型RX?
レクサスが新型BEV「RZ」のオンライン発表会をするなか、新型RZとは別のモデルが発表会の途中で姿を表しており、レクサスインターナショナルプレジデントの佐藤氏は次のように語っている。
「世界各国や地域のニーズに応じて、適宜多様なパワートレインを提供することで、カーボンニュートラル社会の実現を目指していきます。」
さらにに、「その一環として、今年の夏にも新型モデルを発表する予定です。そのクルマには、DIRECT4を搭載した新しいHEVだけでなく、新型NXのようなPHEVも搭載する予定です。RZの開発で培った電動化技術を、すべてのレクサス電動車に展開していきます」と発言した。
動画の後半での発言の最中、背景のスクリーンに映し出されたカモフラージュ柄に身を包んだテスト車両が新型の「RX」と見られるモデルであり、複雑な形状のグリルが確認できる。
まだ全貌が明らかになっていないことから憶測の域は出ないが、2015年に発売された4代目にあたる現行RXは今年がフルモデルチェンジのタイミングでもあり、このテスト車両が新型の「RX」であるということの理由のひとつとされる。
新型RXの発表は2022年の夏頃ではないかと予想されており、秋から遅くとも年内には発売開始すると思われるが、昨今の半導体の供給不足により計画は流動的だ。
新型RXに関する情報は少ないものの、四輪駆動システムの「DIRECT4(ダイレクトフォー)」や、パワートレインにPHEV(プラグインハイブリッド)、初のTNGA GA-Kプラットフォームを採用する者と思われる。
現行RXはどんなクルマ?
RXは、1998年に投入されたレクサスブランドの中核モデルであり、ラグジュアリーSUV市場の先駆者として好評を得てきた。
4代目となる現行モデルは2015年にデビューし、2017年12月にはボディを延長してサードシートを追加した7人乗り仕様の「RX450hL」も追加で設定している。
パワーユニットには、2.0L直列4気筒ターボと3.5L V型6気筒+ハイブリッドを採用。ガソリンは高いコストパフォーマンス、ハイブリッドは余裕のある加速力を持つ。
ロングボディで3列シートを備えるRX450hLのサードシートには、室内空間重視、ラゲージスペースを重視、という2種類のシートポジションを設定し、室内空間を重視したポジションでは足元や膝周辺を広げ快適性を向上させている。
また、オプションのセカンドキャプテンシートでは、スライド&リクライニング機構を設定することで快適性を高め、より上質な室内空間となっている。
また、RX450hLはAWDのワングレードだが、RX450hとRX300には標準仕様以外に上級装備仕様の“version L”とスポーツ仕様の“F SPORT”があり、それぞれに2WDとAWDが設定されている。
さらに安全装備では、進化したLexus Safety System +に加えて、対向車や先行車を眩惑することなく、従来のAHSよりハイビームの照射範囲を広げることができる世界初のブレードスキャン アダプティブハイビームシステム(AHS)を設定している。
グレード | RX450hL | RX450h | RX300 |
メーカー希望小売価格(消費税込み) | 7,960,000円 | 6,380,000円 ~7,830,000円 | 5,240,000円 ~6,420,000円 |
全幅/全幅/全高(mm) | 5,000/1,895/1,725 | 4,890/1,895/1,710 | 4,890/1,895/1,710 |
ホイールベース(mm) | 2,790 | 2,790 | 2,790 |
パワーユニット | V型6気筒3.5Ⅼハイブリッド | V型6気筒3.5Ⅼハイブリッド | 直列4気筒2.0Ⅼターボ |
特別仕様車“Black Tourer”と“Elegant Tourer”
2021年11月に設定された特別仕様車“Black Tourer”は、RX450h“version L”/RX300“version L”をベースに、ブラック基調のカラーコーディネートでスポーティな仕様に仕上げられている。
オーナメントパネルはウォールナット、ブラック&ホワイトアッシュカラーの専用シートは、ライトグレーのステッチと組み合せている。
エクステリアには、ブラック塗装のスピンドルグリル・フロントロアバンパー・リヤバンパーロアガーニッシュ・アウターミラーを採用、ブラックスパッタリング塗装のアルミホイールが装備される。
特別仕様車“Elegant Tourer”は、RX450h“version L”/RX300“version L”をベースに、ブラウン基調の内装と輝きを放つ気品をまとうエレガントなスタイルとなる。
インストルメントパネルやシートはノーブルブラウンで統一し、オーナメントに施されたダークグレーのレーザーカット本杢と組み合わせる。
エクステリアは、シルバーのフロントグリル、スパッタリング塗装されたホイール、ブラックのフロントロアバンパー・リヤバンパーロアガーニッシュが装備される。
まとめ
今夏に発表される新型RXとみられるモデルには、非常に強い関心が集まる。
どのようなサイズ、価格、パワートレイン、グレード展開で発売を開始するのか注目だ。
今後もレクサスから目が離せない。
愛車が何円か?日頃から確認を。45秒です!