今回は、11月1日にマイナーチェンジ(一部改良)を受けたトヨタライズのグレード別装備を詳しく解説していく。どんな装備なのかご理解いただける内容だ。
私は、消費者有利な自動車市場を目指すYUSAです。
ライズ 車両本体価格

ライズのグレード価格帯は、2021年の改良後の価格で下記の通り。
ライズ(ガソリン) | 2WD(1.2L新開発) | 4WD(1Lターボ) |
X | 1,707,000円 | 1,984,800円 |
G | 1,857,000円 | 2,133,700円 |
Z | 2,039,000円 | 2,299,200円 |
ライズ(HEV) | 2WD(1.2LHEV新開発) |
G | 2,163,000円 |
Z | 2,328,000円 |
HEV車はGS車より価格が28,9万円高い。
ライズ 価格とグレード別の標準装備一覧
ライズのグレード別装備は、下記の通りだ。下のグレードに装備されるものは上のグレードで記載を省略しているため、全て理解したい方はグレード「X」からご覧いただきたい。
X |
ガソリン 1,707,000円 |
■LEDヘッドランプ(マニュアルレベリング機能付)+LEDクリアランスランプ&フロントフォグランプレス+イルミネーションランプレス&リヤフォグランプレス ■バックドアガーニッシュ(ブラック) ■オプティトロンメーター(2眼/LCDマルチインフォメーションディスプレイ付) ■エコドライブインジーケーター(GSのみ) ■シフトノブ(ウレタン素材) ■フロントドアグリップ大型(シルバー塗装) ■メッキ加飾(インサイドドアハンドル) ■テクスチャー加工シフトベゼル ■センターコンソールサイドポケット(ブラック) ■サイドレジスターリング・ノブ(ブラック) ■ウレタン3本スポークステアリングホイール ■センターコンソールBOX ■マニュアルエアコン(ダイヤル式) ■レッドアンバー照明(スイッチ&エアコンパネル&シフト) ■ウインドシールドグリーンガラス(高遮音性・UVカット機能付き) ■SRSエアバッグ(運転席・助手席)&SRSサイドエアバッグ(運転席・助手席)&SRSカーテンシールドエアバッグ(前後席) ■ファブリックシート ■充電用USB端子(フロント1個&リヤ2個) ■195/65R16タイヤ&16×6Jスチールホイール(樹脂フルキャップ) X ガソリン 1,707,000円 ■LEDヘッドランプ(マニュアルレベリング機能付)+LEDクリアランスランプ&フロントフォグランプレス+イルミネーションランプレス&リヤフォグランプレス ■バックドアガーニッシュ(ブラック) ■オプティトロンメーター(2眼/LCDマルチインフォメーションディスプレイ付) ■エコドライブインジーケーター(GSのみ) ■シフトノブ(ウレタン素材) ■フロントドアグリップ大型(シルバー塗装) ■メッキ加飾(インサイドドアハンドル) ■テクスチャー加工シフトベゼル ■センターコンソールサイドポケット(ブラック) ■サイドレジスターリング・ノブ(ブラック) ■ウレタン3本スポークステアリングホイール ■センターコンソールBOX ■マニュアルエアコン(ダイヤル式) ■レッドアンバー照明(スイッチ&エアコンパネル&シフト) ■ウインドシールドグリーンガラス(高遮音性・UVカット機能付き) ■SRSエアバッグ(運転席・助手席)&SRSサイドエアバッグ(運転席・助手席)&SRSカーテンシールドエアバッグ(前後席) ■ファブリックシート ■充電用USB端子(フロント1個&リヤ2個) ■195/65R16タイヤ&16×6Jスチールホイール(樹脂フルキャップ) ■ウェルカムランプ ■スマートアシスト ・衝突回避支援ブレーキ ・衝突回避警報機能 ・車線逸脱警報機能 ・ふらつき警報 ・路側逸脱警報 ・ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前後方) ・先行者発進お知らせ機能 ・オートハイビーム ・コーナーセンサー ・標識認識機能 など |
G |
ガソリン 1,857,000円 ハイブリッド 2,163,000円 |
■アウトサイドドアハンドル(メッキ) ■バックドアガーニッシュ(艶あり黒塗装) ■ハイブリッドシンボルマーク(リヤ) ■LEDデジタルスピードメーター+7インチTFTカラー液晶ディスプレイ(マルチインフォメーションディスプレイ付) ■ハイブリッドシステムインジケーター(HEVのみ) ■テクスチャー加工シフトベゼル(メッキオーナメント付) ■フロントドアグリップ大型(レッド&シルバー塗装) ■センターコンソールサイドポケット(レッド) ■サイドレジスターリング・ノブ(レッド&シルバー塗装) ■ウレタン3本スポークステアリングホイール(シルバー塗装付) ■オートエアコン(プッシュ式) ■ホワイト照明(スイッチ&エアコンパネル&シフト) ■ウインドシールドグリーンガラス(高遮音性・UV&IRカット機能付き) ■ファブリックシート(レッドパイピング加飾前席のみ) ■195/65R16タイヤ&16×6Jアルミホイール(シルバー塗装/5穴or4穴) ■電動パーキングブレーキ+HOLDモード(HEVのみ) ■ヘッドランプ延長機能付き(HEVのみ) など |
Z |
ガソリン 2,039,000円 ハイブリッド 2,328,000円 |
■LEDヘッドランプ(オートレベリング機能付)+LEDクリアランスランプ+LEDフロントシーケンシャルターンランプ&LEDフロントフォグランプ+LEDイルミネーションランプ&LEDリヤフォグランプ(バンパー右側) ■本革巻きシフトノブ(オーナメント付) ■本革巻き3本スポークステアリングホイール(シルバー塗装付) ■フロントドア内張(ソフトパッド) ■センターコンソールBOX(ソフトパッド付) ■運転席・助手席シートヒーター ■195/60R17タイヤ&17×6Jアルミホイール(切削光輝+ブラック塗装/5穴or4穴) ■スマートアシスト ・アダブティブドライビングビーム ・全車速追従機能付きACC ・サイドビューランプ ・LKC(レーンキープコントロール)60kg以上のみ対応 ■電動パーキングブレーキ+HOLD(全車) など |
ライズX 主要装備を徹底チェック!
こちらは最も価格の安いグレードだが、上位グレードで装備される内容も含んでいるため注目してほしい。
(ガソリン車)燃費 | WLTCモード 20.7km/L(2WD) | WLTCモード 17.4km/L(4WD) |
2WD車両価格(税込) | 4WD車両価格(税込) |
1,707,000円 | 1,984,800円 |

LEDヘッドランプ(マニュアルレベリング機能付)+LEDクリアランスランプ&フロントフォグランプレス+イルミネーションランプレス&リヤフォグランプレス(X、G)

ライズは一番価格の安いXにも白色LEDライトを標準装備する。LEDクリアランスランプは、車幅灯のことだ。ライトが白色で見た目が古臭くならないのは嬉しいポイント。
ただし、マニュアルレベリング機能にとどまるため、ライトの高さ調整はドライバーが手動で行うことになる。また、上位グレード「Z」でヘッドライト下に配置するフォグランプなどは非採用となる。
バックドアガーニッシュ(ブラック)(X)

リヤのテールランプを繋ぐように配置するバックドアガーニッシュ。Xでは、無塗装樹脂のブラックパーツを配置する。チープな印象が気になるなら、GかZを検討すべきだろう。
オプティトロンメーター(2眼/LCDマルチインフォメーションディスプレイ付)(X)

下位グレードXの運転メーターは、2眼のアナログ表示を採用。実際に確認した感想としては、デザインに癖があり見辛い。
老眼のお方などで視認性を重視するなら、フルデジタル表示タイプを装備する中間グレード以上をお勧めしたい。
エコドライブインジーケーター(GSのみ)(X、G)

アクセルの踏み込み量、加速度などから総合的に判断し、燃費効率の良い状態で走行時、メーター内の「ECO」ランプが点灯。地球環境にやさしい運転を支援するものだ。
シフトノブ(ウレタン素材)

Xのシフトレバーは、ウレタン素材で加飾もなし。上位グレードだと、本革巻きなどを採用する。
フロントドアグリップ大型(シルバー塗装)(X)

ドアを閉める際に使うドアグリップだが、Xにシルバー塗装タイプを装備する。上位グレードだと、レッドカラー&シルバー塗装を採用することになる。
メッキ加飾(インサイドドアハンドル)(X、G、Z)

ドアを開けるときに操作するドアハンドルだが、メッキ加飾を全グレードに採用する。操作したい場合にパッと目に付くのが、メーカーの狙いだ。
テクスチャー加工シフトベゼル(X、G、Z)

シフトを配置する周辺のパネルに、凹凸を持たせたテクスチャー加工のパネルを配置。プラスチック素材ながら、見た目の質感を確保する。
センターコンソールサイドポケット(ブラック)(X)

シフトレバー下の横に、小物が収納できるサイドポケットを配置。Xだとブラック色、上位グレードだとレッド色になる。
サイドレジスターリング・ノブ(ブラック)(X)

エアコン吹きし口の縁取りカラー、風の向きを変える時に操作するノブのカラーがブラック色になる。上位グレードは、レッド&シルバー塗装で質感を向上する。
ウレタン3本スポークステアリングホイール(X)

Xのハンドルはウレタン素材を採用し、過食やハンドルスイッチも非採用だ。触り心地はプラスチックに近いため、チープな印象を受けるだろう。耐久性は、本革巻きより優れている。また、音量などを変えるときは、ハンドルから手を話してスイッチ操作することになる。上位グレードZでは、本革巻きを採用する。
センターコンソールBOX(X、G)

ライズは、下位グレードにも肘置きを装備し素材は樹脂調素材を採用する。BOXタイプで中を収納スペースとしている。Zでは、ソフトパッド素材を採用する。
マニュアルエアコン(ダイヤル式)(X)

Xは残念ながら、マニュアル式のエアコンを採用。温度と風の調整を行う必要がある。G、Zに装備するオートエアコンよりひと手間多い。
レッドアンバー照明(スイッチ&エアコンパネル&シフト)

ライズは夜間照明が充実しており下位グレードXでも、各スイッチ、エアコンパネル、シフト周辺(奥中心)をレッドアンバー色に点灯する。ただ、赤茶色に近いため、少し古臭い雰囲気と感じた。この後紹介する、上位グレードのホワイト照明を見て欲しい。
ウインドシールドグリーンガラス(高遮音性・UVカット機能付き)(X)

Xは、フロントガラスに静粛性を高める高遮音性ガラスと紫外線をカットするUVカット機能を装備する。GとZは、さらにIR(赤外線)カット機能を追加で装備する。
SRSエアバッグ(運転席・助手席)&SRSサイドエアバッグ(運転席・助手席)&SRSカーテンシールドエアバッグ(前後席)(X、G、Z)

ライズは、下位グレードにもエアバックを差別することなく全方位に採用。前方、横方、後方と配置し、乗員を衝突から保護する。
ただ、軽自動車に近いプラットフォームを採用する。安全にこだわるなら、トヨタさんが製造するヤリスクロスなどをお勧めしたい。
ファブリックシート(X)

ライズは、全てのグレードでファブリック素材のシートを装備。Xでは加飾なし、GとZではレッドパイピング加飾を追加で採用する。シートの位置調整は、全グレード手で動かすタイプだ。
■充電用USB端子(フロント1個&リヤ2個)(X、G、Z)

ライズは下位グレードからシフトレバー奥にUSBを配置。さらに、後席乗員のためのUSBをセンターコンソール後ろに2個配置する。
195/65R16タイヤ&16×6Jスチールホイール(樹脂フルキャップ)(X)

Xは、コストと耐久性に優れたスチールホイールを採用。剛性や軽量などの特徴を持ち、走行性能向上にも一役買う。一般的には、スチールホイールに樹脂製のホイールキャップを被せてデザイン性を確保する。このため、アルミホイールより見た目の質感は劣る。
ウェルカムランプ(X、G、Z)

2021年のマイナーチェンジで追加された装備。スマートキーを持って近づくと、ルームランプを点灯してお迎えをする機能だ。トヨタの車にはよくある機能。
スマートアシスト(X、G、Z)

ライズは、ダイハツさんが製造するためダイハツさんが開発した安全先進装備を搭載。下位グレードXにも、下記の通り多くの内容を装備する。
■スマートアシスト
・衝突回避支援ブレーキ
・衝突回避警報機能
・車線逸脱警報機能
・ふらつき警報
・路側逸脱警報
・ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前後方)
・先行者発進お知らせ機能
・オートハイビーム
・コーナーセンサー
・標識認識機能
ただ、スマートアシストは支援の動作が総体的に不安定だ。トヨタセーフティセンスと比べると、安定性の差は大きい。

見積もりについては、下記の記事をご覧いただきたい。
