こんにちは!消費者有利な自動車市場を目指すYUSAです。
今回は、10月18日に発売を控えるカローラクロスの購入をサポートする内容。販売店で取材をしたら、内装外装や装備で注意してほしい点がたくさん見つかりました。
マイナーチェンジまではいかないものの、多くの装備変更が改良であったので、改めてカローラクロスを詳しく見ていこう。
購入検討中の方に、有益な買う前の注意17点をご紹介します。
カローラクロス 価格とグレード
カローラクロスの車両価格は、下記の通り。
グレード | 駆動方式 | 車両本体価格(税込) | 燃費(WLTC) |
---|---|---|---|
HYBRID Z(2WD) | 2WD | 3,250,000円 | 26.4km/L |
HYBRID S(2WD) | 2WD | 2,980,000円 | 26.4km/L |
HYBRID G(2WD) | 2WD | 2,760,000円 | 26.4km/L |
HYBRID Z(E-Four) | 4WD | 3,459,000円 | 24.5km/L |
HYBRID S(E-Four) | 4WD | 3,189,000円 | 24.5km/L |
HYBRID G(E-Four) | 4WD | 2,969,000円 | 24.5km/L |
Z(2WD) | 2WD | 2,900,000円 | 16.6km/L |
G(2WD) | 2WD | 2,410,000円 | 16.6km/L |
G“X”(2WD) | 2WD | 2,184,000円 | 16.6km/L |
価格帯は、2,184,000円~3,459,000円となりますが、G-Xは法人向けの廉価タイプとなるため、実質2,410,000円スタートになります。
カローラクロス 買う前の注意17点!難しいから理解を
では、カローラクロスを買う前の注意17点ご紹介します!
カローラクロス注意点!①価格が大きく変わる

カローラクロスの一部改良に伴い、車両本体価格にも変更があります。新しい価格設定は、モデルによって異なり、ユーザーが選択するグレードやオプションによっても変動します。
グレード | モデル | 変更前価格(税込) | 変更後価格(税込) | 価格上昇額 |
---|---|---|---|---|
Zグレード | HEV 2WD | 2,990,000円 | 3,250,000円 | 260,000円 |
Zグレード | HEV E-four | 3,199,000円 | 3,459,000円 | 260,000円 |
Zグレード | GAS | 2,640,000円 | 2,900,000円 | 260,000円 |
Sグレード | HEV 2WD | 2,750,000円 | 2,980,000円 | 230,000円 |
Sグレード | HEV E-four | 2,959,000円 | 3,189,000円 | 230,000円 |
Gグレード | HEV 2WD | 2,590,000円 | 2,760,000円 | 170,000円 |
Gグレード | HEV E-four | 2,799,000円 | 2,969,000円 | 170,000円 |
Gグレード | GAS | 2,240,000円 | 2,410,000円 | 170,000円 |
G”X”グレード | GAS 2WD | 1,999,000円 | 2,184,000円 | 185,000円 |
この表から、カローラクロスの各グレードで一定の価格上昇が見られることが分かります。特にZグレードでは、全モデルで260,000円の価格上昇があります。購入を検討している方は、これらの価格変更を参考にして、予算計画を立てることが重要です。また、価格の上昇は新たに追加された機能や装備の充実を反映している点も考慮に入れると良いでしょう。
カローラクロス注意点!②全幅が1825mmと大きい

カローラクロスの車両サイズは、下記の通り。
全長×全幅×全高 | 4490×1825×1620mm |
ホイールベース | 2640mm |
最小回転半径 | 5.2m |
全幅以外は、日本の道路環境に最適なサイズとなっています。

詳しく推察すると、全幅1825mmは、C-HRの1795mmより30mm大きく、

RAV4の1855mmより30mm小さいサイズとなっています。全幅に関しては、やや大きいのでパレット駐車場など狭い環境では、注意が必要です。
最小回転半径は、C-HRと同じ5.2mで、取り回し性の良さは抜群です。(研修資料でもPRしていた)ちなみに、新型ヴェゼルは、5.4m。
カローラクロス注意点!③ディーラーオプション廃止

項目 | 説明 |
---|---|
CD・DVDプレーヤ | ディーラーOPから廃止 |
ラゲージアクティブボックス | ディーラーOPからメーカーOPに設定変更。 |
カローラクロス注意点!④Zは個性的で派手!

上位グレードZは、四眼LEDヘッドランプを標準装備とし、これまでにない個性的なフロントマスクとなります。
ヘッドライトが点灯した存在感は非常に強く、四眼LEDヘッドランプ全てが反転発光してウインカーが流れます。
近年は、シームレスに点灯するシーケンシャルウインカーが普及する中、点灯するLEDの個体がポツポツ目立つ流れるウインカーで、個性的でした。大きなヘッドランプユニットで、かなり派手な印象を持ちました。
デザインの賛否は個人の好みではありますが、個性的な見た目なので注意してください。
ライト点灯や流れるウインカーは、内装外装の動画で確認できます!いち早く撮影し、辛口評価をさせていただきました!!
走行映像は、トヨタさんの短い動画で素早く確認できます。
カローラクロス注意点!⑤8インチディスプレイオーディオを標準装備

カローラクロスは、全グレード8インチディスプレイオーディオを標準装備とします。
ライズの上位グレードに標準装備されるものより小さく、車格を考ると明らかに小さいです。
解決するには、オプション設定の10.5インチディスプレイオーディオ+9スピーカー=110,000円を選択する必要があります。
これを選択すると画面が大きくなり、使い勝手、オーディオの音質が向上するので非常におすすめです。リーセルにも良い影響が出ると予想されます。
カローラクロス注意点!⑥スピーカーの数が違う

カローラクロスは、スピーカーの種類が違う。
ガソリンZ、HEVのZとSは6スピーカー
Gは4スピーカー
GXは2スピーカー
となる
スピーカーの音質はグレードで、大きく異なることになるから要注意だ。
なお、オプションでスピーカーの数を増やすようなことはできない。
カローラクロス注意点!⑦JBLサウンドシステムは設定がない

現在アメリカで販売されているカローラクロスには、音質を向上するJBLスピーカーが設定されています。
荷室に大きなウーファーボックスを配置し見た目も良いので、メディアの情報を見て期待していた方も多いと思いますが、日本仕様では設定がありません。

音質を向上したい場合は、オプション設定の9インチディスプレイオーディオ+6スピーカー=28,600円のメーカーOPと、ディーラーOPのツイーターをオプションで選択してください。
カローラクロス注意点!⑧内装は2色の設定があるけど


カローラクロスは、2023年の改良で内装色を追加。
Z以外はファブリック素材でブラックのみが標準となる。
Zは、シート素材が本革+ ファブリックで、ブラック、ブルーの2色が設定される。
要注意なのが、ブルーの内装色を選択するには、Zであることと、ツートンカラーの選択が必要な点。
アティチュードブラックマイカ×プラチナホワイトパールマイカ〈089〉[2PS]
アティチュードブラックマイカ〈218〉×センシュアルレッドマイカ〈3T3〉[2YD]
アティチュードブラックマイカ×マッシブグレー
上記、三つのうちを選択したときに、Zならブルーの内装色が選択できる。
消費者有利な自動車市場を目指すYUSAなので、メーカーさんを牽制する意味も含めてご紹介となります(トヨタさんは大好きです!)。
カローラクロス注意点!⑨イルミネーションは付けるべき!

カローラクロスのインテリアは、上質感の演出がうまく、イルミネーションをうまく使っていますよね。

この夜間照明はOP設定で、イルミネーテッドエントリーシステム(FRカップホルダー・コンソールトレイ/ドアトリム等)22,000円を選択することで装備されます。
これにより内装の質感、夜間の利便性を効果的に向上することができますので、非常にオススメのオプションです。22,000円なので、オプション選択忘れないようにご注意ください。
残念ながら、価格が改良前から上がっています。
カローラクロス注意点!⑩後席に人を乗せるならSかZ
カローラクロスは、SとZで下記の装備を、後席に標準装備します。
S(後席装備) |
■後席エアコン吹き出し口 ■充電用USB端子(後部2個) ■リアセンターアームレスト(ドリンクホルダー2個) |
順番に解説すると、

■後席エアコンダクトは、センターコンソール後に配置するエアコン吹き出し口で、後席の温度を快適にします。
■充電用USB端子(後部2個)は、エアコン吹き出し口下に配置するもので、Type-Cに改良モデル2023年から変更されている。

■リアセンターアームレスト(ドリンクホルダー2個)は、後席シート中央に採用する肘置きです。
いずれも、後席乗員が快適に過ごす為に欠かすことのできない装備ですね。ベースグレードは非採用で、中間グレードSと上位グレードZに標準装備となりますのでご注意ください。
カローラクロス注意点!⑪パノラマルーフ(電動シェード)は開閉できない

カローラクロスは、タイ仕様で開閉できるムーンルーフをOP設定とします。

対して、カローラクロスの日本仕様は、後席まで続く大型パノラマルーフ(電動シェード)をOP設定。日差しを遮るシェードを電動で開ければ、後席乗員の解放感を確保することができます。
ただ、大きな窓の開閉はできず、ムーンルーフのように換気などは行うことができませんので、ご注意ください。
カローラクロス注意点!⑫ラゲッジボードでフラットに

カローラクロスは、海外仕様で大きな段差があり懸念をしていました。

日本仕様では、段差を埋める「ラゲージアクティブボックス」を設定し、荷室と後席シートをフラットにすることができます
車中泊などもできるよう設定されています。
ディーラーオプションで購入できるとトヨタさんから発表されました。
内装外装詳しい確認は、動画をご覧くださいませ!
カローラクロス注意点!⑬リセールを意識すべし
パワートレインの選択!
リセールバリュー(残価率)とは、一度購入して所有したものを、売却するときの再販価値を言う。(将来価値を予想するものですので、参考程度にご覧ください。)
従来SUVの車は、海外需要の恩恵からガソリンFFのリセールバリュー(残価率)が最も高いです。
納期が長くなることが想定されますので、販売開始1年前後はHEV車のリセールバリュー(残価率)が上回る可能性もありますが、ガソリンFFを購入するのが最も無難です。
なぜなら、リセールバリューが優れた車だとしても、価格が高ければ1%に占める金額は高く、損失金額は大きくなります。
以上より、リセールバリュー(残価率)を求めてカローラクロスを購入するのであれば、実際に失う損失金額が少ないことが予想される「ガソリンZ/264万円」を購入候補に入れるべきという、YUSAからの提案でございました!!
もちろん、強い加速や静かな走行性能を大切にするなら、ハイブリッドもありです。
装備やカラー
次に、損が少ない車の買い方に焦点を当てますが、大きくボディカラーと装備に分けられます。
簡単に紹介すると需要があるボディカラーやオプションは、再販価値があり、高く車を売却することができます。具体的には、下記の表をご覧ください。(あくまでも一般論)
人気カラー/人気OP | 加点率 | 加点金額 |
ホワイト | ーー | 20万円 |
ブラック | ーー | 20万円 |
パノラマルーフ | 180% | 20万円 |
一般の方に分かりやすくざっくりと記載をしていますが、ホワイトやブラックで購入すると20万円程度他のカラーより高く売却でき、11万円のパノラマルーフは購入しておくと売るときに20万円程度、車を高く売ることができるということです。
以上より、損失金額少なく賢く新車を購入するのであれば、「ガソリンFF/ホワイト・ブラック/パノラマルーフ」の内容が最適で、加点金額を合計すると40万円で高価買取が期待できます。
カローラクロス注意点!⑭納期が不透明
事項 | 日程 |
先行予約 | 8月中旬 |
生産 | 8月下旬 |
発表 | 9月14日 |
試乗車 | 9月中旬 |
カローラクロスは、昨今の半導体不足の影響で納期長期化が懸念されています。トヨタ自動車さんが生産調整を行う中、販売されるだけあり注意が必要です。
人気を集めることが予想されますから、発売日後に商談をすると納期は半年以上になるかもしれません。
300万円前後の車なので多額の値引きは期待できず、20万円程度が限界です。節約したい方は愛車を高く売却して、カローラクロスの購入資金を作りましょう。車を売る正しい手順について解説していますので、ぜひご覧ください。
カローラクロス注意点!⑮ディスプレイオーディオは制約がある

カローラクロスは、全グレードにディスプレイオーディオを標準装備とします。
これは、ただの画面でスマートフォンを接続して音楽などのコンテンツを楽しみ、ナビに関してはスマートフォンの地図アプリ(Googleマップ)などをケーブルで接続して画面に投影する使い方になります。
スマートフォンのGPSを使用するので高速道路等での動作に課題があり、その他画質が低いなどの問題点があります。
メーカーナビゲーションが欲しい場合は、オプションのディスプレイオーディオPLUSを購入する必要があります。10.5インチHDディスプレイになります。
購入を検討されている方は、見積もり解説記事もご覧ください。
カローラクロス注意点!⑯リアサスペンションが異なる
2WDは新型トーションビーム

カローラクロスの2WD車のサスペンションは、下記の通り。(ガソリン車、HEV車)
(フロント)マクファーソン・ストラット/(リア)トーションビーム
多くのコンパクトカーで採用されるトーションビームは、片方のサスペンションが荒れた路面の入力を拾うと、左右のサスペンションが繋がっているので、車両全体に影響が出て、乗り心地荒れやすいのが難点です。部品点数を減らすことで、室内空間を確保し、車両価格を低くできるのがメリットです。
ただ、トヨタさんは「新型トーションビームサスペンションに大型で柔らかいブッシュを採用し、全席での快適な乗り心地を実現」と謳っています。
乗りくらべはできていませんが、乗り心地はこちらも必要十分で、不満はでないと思いますが。
4WDはダブルウィッシュボーン

カローラクロスの4WD車のサスペンションは、下記の通り。(HEV車)
(フロント)マクファーソン・ストラット/(リア)ダブルウィッシュボーン
ダブルウィシュボーンのサスペンションとは、従来、高級車やレーシングカーで多く採用される実績のあるサスペンションの方式で、タイヤ一つ一つに備わるサスペンションがそれぞれ接地している路面の状況に合わせて独立して可動するので、車の挙動を安定して保つことができます。
部品点数が多くなり車両価格が高くなるのが難点ですが、路面に対して柔軟に対応することができるので、悪路走破性能向上、乗り心地への恩恵が期待できます。
愛車が何円か?日頃から確認を。45秒です!