はい、どうも消費者有利な自動車市場を目指すYUSAです。
今回は、トヨタが7月19日に発売を開始した新型アクアと、一年前の2020年2月10日発売を開始したヤリスを徹底比較していきます。
今後の自動車業界を語るに外せない、2台です!見所は、「価格や装備、内装外装、走行性能」などを用意しています。
私は、消費者有利な自動車市場を目指すYUSA。ブロガーではなく、車のレビューをしている車You Tuber。実際に車に触れて紹介する点を重視しています。
トヨタアクア【比較】ヤリス 価格や装備
アクアとヤリス 価格について
まず、2020年2月に発売を開始したトヨタヤリスですが、
直列3気筒 1.5LNAエンジンと1.5LHV(モーター)のパワートレイン2つを併売
価格の方は、139,5万円〜252,2万円(ガソリンとHV含めて)
比較対象、HV車のグレード別価格は、下記の通り。
ヤリス 1.5L+モーター | 車両価格(2WD) |
X | 1,998,000円 |
G | 2,130,000円 |
Z | 2,324,000円 |
上位グレードZではフルLEDヘッドランプを標準装備とし、下のグレードではハロゲンヘッドランプを標準装備とします。
これに対して、2021年7月に新型の発売を開始したアクアですが、
直列3気筒 1.5LHV(モーター)のパワートレイン1つを専売
価格は、198万円〜259,8万円
グレード別の価格は、下記の通り。
アクア 1.5L+モーター | 車両価格(2WD) |
B 営業車タイプ | 1,980,000円 |
X | 2,090,000円 |
G | 2,230,000円 |
Z | 2,400,000円 |
上位グレードZではフルLEDヘッドランプや15インチアルミホイールを標準装備とし、下のグレードでもLEDヘッドランプを標準装備とします。
そして、今回比較をしていきますのは、 HV上位グレードで下記の2台となります。

- ヤリス Z FF 2,324,00 直列3気筒1.5L+モーター
- アクア Z FF 2,400,000 直列3気筒1.5L+モーター
「ヤリスとアクア」車両価格の差は76,000円。
似たサイズなので違いが分かりにくいですが、装備や使い勝手、質感、デザイン性には大きな差があります。
また、車両価格を抑えるため、一部先進装備を非採用とする2台。装備の比較では厳しい一面も見られましたので、注目です。
アクアとヤリス 装備について
下記の表は、最低限あると良いなと考える主要装備まとめた比較表となります。◯が標準装備、△がオプション設定、✕は設定がないことを示しています。
YUSALOVESCAR | (標準装備 有◯OP△無✕) | |
2021.08調査 | ヤリスZ(FF) | アクアZ(FF) |
LEDヘッドランプ | ◯ | ◯ |
アダプティブライトシステム | × | × |
LEDフォグランプ | △ | ◯ |
LEDウインカー | ◯ | × |
アルミホイール | △ | ◯ |
本革巻ハンドル | ◯ | ◯ |
インテリア合成皮革巻き加飾 | × | ◯ |
ヘッドアップディスプレイ | △ | △ |
ディスプレイオーディオ | ◯8インチ | ◯10.5インチ |
前席シートヒーター | ◯ | △ |
前席センターアームレスト | △ | ◯ |
後席センターアームレスト | × | ◯ |
電動パーキングブレーキ | ×レバー(ハンド)式 | ×足踏み式 |
HOLDモード | × | × |
全車速対応クルーズコントロール | ◯ | ◯ |
停止保持機能 | × | ◯ |
サイドエアバック | ◯ | ◯ |
ヤリスの装備を上から見ていきますが、LEDヘッドランプやLEDテールランプを標準装備。さらに、座面を温めるシートヒーターや乗員を事故の衝撃から守るサイドエアバック、全車速クルーズコントーロールまで標準装備となっています。
対して、新型アクアの方はヤリスでOP設定に留まる、LEDフォグランプやアルミホイール、質感を向上する合成皮革巻き加飾を標準装備。さらに、ヤリスより2インチ大きい10.5インチディスプレイオーディオや肘を置くことができるアームレストを標準装備。また、足踏み式パーキングブレーキを標準装備とし、ヤリスよりドリンクホルダー付近のスペースを確保します。(詳しくは、内外装)
気になる点を指摘すると、ヤリスは×が6つと多く、質感を高める合成皮革巻き加飾、肘を置くためのアームレスト、先進装備クルーズコントロールの停止保持機能を標準装備としません。また、ドライバーズカーと謳いながらも、アルミホイールをOP設定とするのも残念です。ライバルより価格が安く、燃費性能が優れている点は考慮しなければいけませんが、×が多いですね。
対して、新型アクアの気になる点は、LEDウインカー、電動Pを非採用とする点。全車速対応クルーズコントロールに停止保持機能を装備するものの、車が上質でレベルが高いだけあり、残念です。
ヤリス、新型アクア共に、電動パーキング採用は、販売台数の動向を見極め、マイナーチェンジで採用する予定と思われます。電動P欲しい方は、「ヤリスクロス、ホンダフィット、日産ノート」を検討してください。
消費者有利な自動車市場を目指すYUSAなので、気になるところの指摘が多くなり申し訳ありませんが、価格が76,000円高いアクアの方が圧倒的に装備が優れていました。
新型アクアの装備については、下記の記事で一般の方にも分かりやすく解説しています。
アクアとヤリス 内装外装を比較!
両車の内装外装は、YouTube(YUSA LOVES CAR)で比較検証をしています!ぜひご覧ください。
新型アクアを詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
アクアとヤリス 燃費や走行性能について

新型アクアとヤリスは、「TNGA GA-B」を共に採用しますが、走行性能や燃費は異なります。
2021.08調査 | ヤリスZ(FF) | アクアZ(FF) |
種類・シリンダー数 | 直列3気筒 | 直列3気筒 |
総排気量 | 1.490L | 1.490L |
使用燃料 | レギュラーガソリン | レギュラーガソリン |
最高出力 | 91PS/5500rpm | 91PS/5500rpm |
最大トルク | 12.2(kgf・m)/3800〜4800rpm | 12.2kgf・m/3800〜4800rpm |
フロントモーター出力 | 80(ps)/14.4(Kgf・m) | 80(ps)/14.4(Kgf・m) |
燃費WLTC | 35.4km/L | 33.6km/L |
車両重量 | 1090kg | 1130kg |
フロントドアガラス | ノーマル(合わせガラス) | 高遮音性(合わせガラス) |

新型アクアは「バイポーラニッケル水素電池」を世界初採用し、ヤリスで搭載していた「リチウムイオン電池」よりエネルギーロスの低減を図り、バッテリーの大容量化や高速充放電を実現。ヤリスではEV走行を約30kmまで可能にしていましたが、新型アクアは約40kmまで拡大しています。
ただ、新型アクアは車両重量が重いため、ヤリスHVより約2km/L燃費が悪いです。それでも、昨年発売されたホンダフィットや日産ノートよりは、約6km/L高い燃費性能を持ちます。
さらに、新型アクアは三つの走行モードを備え「NOMAL」では弱い回生ブレーキに留め違和感の少ない走りを維持し、「POWER+」では強力な回生ブレーキを発生させます。これにより、アクセルだけのワンペダル操作で速度調整が可能になり、踏み替え操作の軽減が期待できます。
また、新型アクアは、フロントドアガラスに高遮音性ガラスを使用し、空力アンダーパーツに吸音材を使用します。
ヤリスは軽量ボディを生かしドライバーズカーとしての俊敏な走行性能が売りですが、一般ユーザーにはEV車両に近い静かな走行性能を持つ新型アクアの購入を強くお勧めします。
トヨタアクアとヤリス 車両サイズ

新型アクアとヤリス車両サイズは、下記の通り。
新型アクア Z | ヤリスZ(FF) | アクアZ(FF) |
全長×全幅×全高 | 3940×1695×1500mm | 4050×1695×1485mm |
ホイールベース | 2550mm | 2600mm |
最小回転半径 | 5.1m | 5.2m |
車両重量 | 1090kg | 1130kg |
ヤリスの方が全高が15mm大きく、新型アクアの方が全長が110mm大きく、これに伴いホイールベースも40mm大きくなっています。意外にも全高はヤリスが大きいですが、それ以外は新型アクアの方が大きく、重いですね。
アクアとヤリス どちらを買うべき?総評!
総評です。
新型アクアは、内装の質感、装備の内容、走行性能、利便性の高いパッケージングで満足できる車です。電動Pを採用しない点は、完成度が高いだけあり、残念ですが、完成度は高いと表現できます。
対して、76,000円安いヤリスは、アクアと比べると内装の質感、画面の大きさ、装備の内容、走行性能が劣り、価格以上に差を感じました。スタイリッシュな外装は魅力的であるものの、これから購入を検討するならば、新型アクアをおすすめします。
最後まで、ご覧いただき本当にありがとうございます。新型アクアのグレード比較や見積もり解説もぜひご覧ください。
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