トヨタヤリスクロスは、2022年8月に一部改良(マイナーチェンジ版)が発売された。
内装外装、装備、オプションなどに変更が確認されている。最新情報で注意点を紹介する。
ヤリスクロスの価格をさらりと確認!

ヤリスクロス ガソリン車両価格
ヤリスクロス・ガソリン | FF (円) | 4WD (円) |
X | 1,896,000 | 2,127,000 |
G | 2,020,000 | 2,251,000 |
Z | 2,232,000 | 2,463,000 |
Adventure | 2,331,000 | 2,562,000 |
GR SPORT | 2,367,000 | 設定なし |
4WDモデルはいずれも¥23.1万円高。
ヤリスクロス ハイブリッド車両価格
↓ハイブリッドは、37万円から40万円ほど価格が高くなる。
ヤリスクロス・ハイブリッド | FF (円) | 4WD (円) |
HYBRID X | 2,284,000 | 2,515,000 |
HYBRID G | 2,394,000 | 2,625,000 |
HYBRID Z | 2,606,000 | 2,815,000 |
HYBRID Adventure | 2,705,000 | 2,936,000 |
HYBRID GR SPORT | 2,750,000 | 設定なし |
4WDモデル(E-four)はいずれも¥23.1万円高。
【本題】トヨタ ヤリスクロス買う前の注意15点!後悔しないように覚えておこう!
ヤリスクロス注意点!①駆動方式でリア(後ろ)のサスペンションが異なる

2WD
ヤリスクロス (2WD)サスペンションは
フロント:ストラット
リヤ :トーションビーム
多くのコンパクトカーで採用されるトーションビームは、片方のサスペンションが荒れた路面の入力を拾うと、左右のサスペンションが繋がっているので、車両全体に影響が出て、乗り心地荒れやすいのが難点。部品点数を減らし、車両価格を低くできるのがメリット。
4WD
ヤリスクロス (4WD)
フロント:ストラット
リア:ダブルウィッシュボーン
ダブルウィシュボーンのサスペンションとは、従来、高級車やレーシングカーで多く採用される実績のあるサスペンションの方式で、タイヤ一つ一つに備わるサスペンションが、それぞれ接地している路面の状況に合わせて、独立して可動するので、車挙動を安定して保つことができる。部品点数が多くなり、車両価格が高くなるのが難点だが、乗り心地への恩恵は高い評判がある。
ヤリスクロス注意点!②中間グレードGとXは18インチではない

ヤリスクロス は、とても足元が力強いデザインとなっていて、特にこのZグレード、アドベンチャーに標準装備となる18インチのデザインは立体的でキャラクターにマッチしているし、車を大きく見せている。

GRSPORTでも、専用18インチアルミホイールが採用される。

中間のGグレードでは、2インチ小さい、16インチのアルミホイールとなる。
やや質感不足を感じるデザインか。
ヤリスクロス注意点!③Xグレード後席シートは、6対4の分割

ヤリスクロス の後席シートは4:2:4分割で倒すことができるリアシートが中間のG以上に装備される。真ん中のシートだけ倒して長いものを積んで4人乗車することもでき、ドリンクホルダーや肘を置くことできる、便利なものとなる。
対して、一番下のXグレードでは6対4の分割式となり、ヤリスクロス の売りである先ほど説明した利便性はなくなる。
さらに、Xだと前席シートのヘッドレストが一体式となり、後席からの前方視界が狭くなる点も注意したい。
ヤリスクロス注意点!④かっこいいLEDライト、デイライト、テールランプはZ以上のみ
ヤリスクロス を検討されている方なら、このLEDのヘッドライト、縦のデイライトとウインカー、さらにリアのLE Dテールランプ、LE Dウインカー、は欲しい装備である。
しかし、これはZ、アドベンチャー、GRSPORTのみ標準装備になるもので、中間グレードGと下のXは、ハロゲン式の点灯となる。

はい、安心してください。用意してありますよ!
と言うのも、一番下のXグレードでも、Zグレード標準のかっこいいLEDライト関係は選択することができる。
LED(ヘッド+クリアランス+デイタイムランニング+リアコンビネーション)ランプ ¥71,500(一番下のXから設定有)
というオプションで設定がある。
かっこよく乗りたいなら、選択しておきたいヘッドライトとなる。
ヤリスクロス注意点!⑤アダプティブハイビームは、Zでオプション設定

アダプティブハイビームシステムとは、夜間の視界をより高いレベルで確保するライトシステムで、ハイビームをできる限り積極的に使用し、自動で対向車や歩行者のいるところだけライトを減光する機能である。
ヤリスクロス より下のクラスであるトヨタライズのZグレードでは、標準装備となっている。ヤリスクロス では、オプションになっちゃいました。
アダプティブハイビームシステム+カラーヘッドアップディスプレイ ¥99,000
設定の方は、Z、アドベンチャーのみになり、GRSPORTには設定されない。
さらにカラーヘッドアップディスプレイと抱き合わせでの設定となり、高額な金額が気になる。
LEDライトだけで十分明るいので、個人的には不要なのかなと思うが、夜間走行が多くて欲しい方は忘れないように!
ヤリスクロス注意点!⑥ステアリングヒーターはGRSPORTはオプションとなる

ヤリスクロス Z、アドベンチャーには、ステアリングヒーターが標準装備となる。
しかし、最も価格が高いGRSPORTのグレードではオプション設定となる。
38500円ステアリングヒーター(GRSPORT、Gに設定)
ヤリスクロス注意点!⑦機械式の立体駐車場に対応していない

一般的な機械式の立体駐車場に対応する全高サイズは、1550mmとなる。ヤリスクロスの車両サイズは、4,180/1,765/全高1,590mm(アンテナ含む)となっていて、惜しくも機械式の立体駐車場に対応していない。
都市部で使用する方は、不便を感じるシーンもあるだろう。注意が必要だ。
ヤリスクロス注意点!⑧6:4アジャスタブルデッキボードは2WDだけ

ヤリスクロス のラゲッジに備わる、このデッキボードは二つに分割して荷物に合わせて、高さを調整できる。ヤリスクロスならではの利便性が高い機能であるが、4WDでは非採用となる。
ヤリスクロス注意点!⑨前席アームレストはオプション設定であるものの使い勝手が悪い

リラッククスしながら運転をするのに欠かすことのできないアームレストですが、ヤリスクロス の前席アームレストは標準では非採用。
ディーラーオプションで設定があり
アームレストセットアイテム ¥19,800
で購入が可能となる。
しかし、ヤリスの動画で紹介しているが、このオプション使い勝手のよいものではない。お世辞にいいものとは言えないのだ。詳しくは、動画で解説している。
ヤリスクロス注意点!⑩アクセサリーコンセントはHVハイブリッドのみ選択できる

ヤリスクロス のラゲッジに配置されますこのアクセサリーコンセント。アウトドアや災害時に便利なものとなるが、ガソリン車ではオプションの設定がない。
ハイブリッド 44000円
ヤリスクロス注意点!⑪納期が長い

ヤリスクロス は、多くのユーザーから支持を集めていて、ハイブリッドだと一年待ち前後の納期となっている。早め、早めの商談を心がけたい。
ヤリスクロス注意点!⑫アドバンストパークはハイブリッドのみ
高度自動駐車支援システムであるトヨタチームメイトアドバンストパークPVM付きは、ガソリン車では非採用となる。
アドバンストパーク+PVM+BSM+RCTAB ¥121,000
→これは(ハイブリッドのみオプション設定)
また、アドバンストパークと組み合わせでのパノラミックビューモニター(PVM)は、シースルービューが加わり表示機能が多くなる。
ヤリスクロス注意点!⑬パノラミックビューモニター(PVM)は単体で購入するとシースルービュー機能がない


上からの視点で車両の周囲を安全確認できるパノラミックビューモニター。単体で購入すると33000円と安いが、車両を透過する機能を持たない。
車両を透過したシースルービュー機能を使用したいなら、
アドバンストパーク+PVM+BSM+RCTAB ¥121,000
のセットオプションで購入する必要がある。
ヤリスクロス注意点!⑭GRSPORTは装備が省かれている

ヤリスクロス・ハイブリッド | FF (円) | 4WD (円) |
HYBRID X | 2,284,000 | 2,515,000 |
HYBRID G | 2,394,000 | 2,625,000 |
HYBRID Z | 2,606,000 | 2,815,000 |
HYBRID Adventure | 2,705,000 | 2,936,000 |
HYBRID GR SPORT | 2,750,000 | 設定なし |
ヤリスクロスのGRSPORTは、1番価格が高い。
しかし、思わぬ装備がZから省かれているの点も細かく装備を分析すると確認された。
Z、アドベンチャーで標準装備の
・運転席パワーシート
・運転席助手席バニティミラー・LEDランプ
・助手席シートバックポケット
・助手席シートアンダートレイ
・青色LEDアンビエントライト
を非採用。(これらの機能はヤリスクロス関連動画から見れます!)
Z、アドベンチャーで標準装備の
・ステアリングヒーター
・運転席、助手席シートヒーター
・ナノイーX
をオプション設定。
Z、アドベンチャーでオプション設定の
・AHS+カラーヘッドラップディスプレイ
を非採用。
駆動方式は、FFのみとなる。雪国にお住まいの方も購入検討されていた方は、いただろう。
GRSPORTは、別記事で詳しく解説している特別専用装備を多く採用する。価格が大きく高くなるのを抑えるためにこのような装備の内容になっているのだろう。
ヤリスクロス注意点!⑮シートタイプの違いに注意

Gでは、上級ファブリック のシートを採用。

Zでは、合成皮革+ツィード調ファブリック のシートを採用。
カラーは、ダークブラウンとブラックから選択できる。

アドベンチャーは、合成皮革+ツィード調ファブリック のシートを採用。
カラーは、サドルタンとなる。色彩が明るくよいが、好みが分かれるだろう。

GRSPORTは、エアヌバック®+合成皮革 のシートを採用。
カラーは、ブラックとなる。運転時に滑りにくいよう設計されている。
以上、それぞれカラー、素材に、違いがある。好み、求める性能からご判断いただきたい。
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