トヨタ自動車が9月14日に発売を予定するカローラクロス。日本の道路に最適なサイズ感、手の届きやすい価格設定が魅力の車となります。
見積もりが取得できるようになり、価格や装備、オプション、値引きの情報が明らかとなりましたので、徹底レポート致します。買う前の注意点も必見ですよ。
価格帯は、ガソリン車で199,9万円から264万円、ハイブリッド車で259万円から319,9万円。
カローラクロスについて

堂々としたエクステリア

SUVらしいダイナミックで洗練されたエクステリアが特徴。
横の窓やフロントヘッドランプ・リヤのランプは曲面を持ち、

フロント・リヤバンパーは金属調塗装フレームでワイド感を演出し、都会的かつ堂々としたプロポーションを意識している。
いち早く内装外装を撮影し、辛口レビューさせていただきました!!ライト点灯や流れるシーケンシャルウインカーが動画で確認できます。
トヨタさんの走行映像もどうぞ!(短めです)
ボディスタイルを生かした快適性

視界の高さを確保し、頭上空間にもゆとりを設けることで、どの席に座っても、街乗りからロングドライブまであらゆるシーンで快適に過ごせる室内空間を実現。

細いフロントピラーとスッキリしたインストルメントパネルにより見切りが良く運転が容易。後席は、大きく開く後席ドアで乗り降りがしやすく、リクライニング機能をリヤシートにも設けることで、高い居住性・快適性を備える。

また、大きな開放感を得ることができるパノラマルーフをオプションで設定する。窓の開閉はできないが、電動シェードで日差しを遮ることができる。
使い勝手の良いラゲッジ

カローラクロスのラゲッジ容量は、後席使用時でクラストップレベルの487Lを確保。開口部は地面から720mmの高さに設け、積み下ろしが容易にできる。バンパー下に足を出し入れしてバックドアを開閉することができるハンズフリーパワーバックドアも便利な機能だ。

また、ラゲッジの段差を埋める「ラゲージアクティブボックス」をディーラーオプションで設定(2021年12月発売予定)。荷物を車外から見えない状態で収納することができ、ふたを閉じるとラゲージの床面をフラットに使用することができる。
カローラクロス 車両サイズと燃費について

カローラクロスの車両サイズは、下記の通り。
全長×全幅×全高 | 4490×1825×1620mm |
ホイールベース | 2640mm |
最小回転半径 | 5.2m |
プラットフォーム(GA-C)を共に採用するC-HRより一回り大きく、コンパクトSUVの中では全幅がやや大きい。全幅1850mm以下のパレット駐車場には対応サイズとなる。
最小回転半径は、C-HRと同じクラス最小レベルの5.2mを確保。最小回転半径5.4mのホンダヴェゼルより小回りが可能です。
カローラクロス パワートレイン
パワートレインはガソリン車で2WDのみ、ハイブリッド車は4WDも設定する。
直列4気筒1.8Lガソリン |
エンジン:1.8L 2ZR-FAE トランスミッション:Super CVT-i(自動無段変速機) 最高出力:140PS,103kW/6200rpm 最大トルク:170Nm,17.3kgfm/3900rpm 燃料タンク容量:47L 駆動方式:FF フロント:マクファーソンストラット式 リヤ:トーションビーム式 WLTC:14.4km/L(2WD) |
直列4気筒1.8L+モーター |
エンジン:1.8L 2ZR-FXE 最高出力:98PS,72kW/5200rpm 最大トルク:142Nm,14.5kgfm/3600rpm 燃料タンク容量:36L,43L(4WD) 駆動方式:FF,4WD フロント:マクファーソンストラット式 リヤ:ダブルウィッシュボーン式 WLTC:26.2km/L(2WD) 24.2km/L(4WD) |
ハイブリッドの燃費が26.2km/L(2WD) と優秀。C-HR、ヴェゼルの燃費より優秀でスゴイですよね。
2023年秋頃に一部改良が控えていると予想されるが、この時にはエンジンが新世代のタイプへ刷新されるであろう。気になる方は、別記事を見てほしい。
一ヶ月で1,000km走行した場合の燃料費は、5,700円程度となります。詳しくは、ツイート内容をご覧ください。
燃費数値に関しては、別記事で解説している。
燃費悪い?カローラクロス【ハイブリッド・ガソリンの違いとは?】
TOYOTA COROLLA CROSS 価格・グレード一覧
カローラクロスの車両価格は、下記の通り。
直列4気筒1.8L | 2WD |
G-X | 1,999,000円 |
G | 2,240,000円 |
S | 2,400,000円 |
Z | 2,640,000円 |
直列4気筒1.8L+モーター | 2WD | 4WD(E-four) |
G | 2,590,000円 | 2,799,000円 |
S | 2,750,000円 | 2,959,000円 |
Z | 2,990,000円 | 3,199,000円 |
価格帯は、199,9万円から319,9万円となりますが、G-Xは法人向けの廉価タイプとなるため、実質224万円スタートになります。一回り小さいC-HRより5万円ほど安い価格設定です。
他のコンパクトSUVと迷われている方は、ヤリスクロスの見積もり解説記事、新型ヴェゼルの見積もり解説記事がございますので、併せてご覧ください。
カローラクロスとヴェゼルの比較記事も早速作成しました!内外装や装備、維持費などを徹底的に比較しております!
カローラクロス 今後のスケジュール
事項 | 日程 |
生産(G,Z) | 8月下旬 |
生産(S) | 2022年2月以降 |
発売 | 9月14日 |
試乗車 | 9月中旬 |
カローラクロスは、昨今の半導体不足の影響で納期長期化が懸念されています。発売日後に商談をすると納期は半年以上になるかもしれませんから、早めの商談を推奨します。
また、販売直後は値引きが期待できず、20万円程度が限界です。節約したい方は愛車を高く売却して、カローラクロスの購入資金を作りましょう。車を売る正しい手順について解説していますので、ぜひご覧ください。
それでは、P2で装備やオプション、コスパをチェックしていきましょう。
TOYOTA COROLLA CROSS 装備とコスパをチェック!
法人用グレードG-Xは省略し、G、S、Zを解説。下のグレードに装備するものは上のグレードでの記載を省略しますので、順番にご覧ください。
G 装備について

それでは、ベースグレード「G」の内容を見ていきましょう。
G |
ガソリン2WD 2,240,000円 ハイブリッド2WD 2,590,000円 |
■Toyota Safety Sense ■ABS(電子制動力配分制御付)/VSC/TRC ■ばね上制振制御(HEV車のみ) ■電動パーキングブレーキ ■ブレーキホールド ■チルト&テレスコピックステアリング ■本革巻き3本スポークステアリング(シルバー塗装付き) ■マルチインフォメーションディスプレイ4.2インチ ■7インチディスプレイオーディオ ■4スピーカー ■バックガイドモニター ■オートエアコン ■シート表皮(ファブリック)ブラック ■センターコンソールボックス(ファブリック巻き・リヤボックス付) ■シフトノブ(本革巻き+メッキ加飾) ■ドアトリムショルダー(ステッチ付) ハードタイプ ■フロントシート(スポーティ)運転席6ウェイマニュアルシート(前後スライド+リクライニング+シート上下アジャスター) ■6:4分割可倒式リアシート ■パワーウィンドウ ■カラーアウトサイドドアハンドル ■リアスポイラー ■215/60R17タイヤ&17×6½Jスチールホイール(樹脂フルキャップ付) ■車両接近通報装置[HV全車] ■緊急ブレーキシグナル ■ Bi-Beam LEDヘッドランプ+ターンランプ+クリアランスランプ ■オートライトシステム ■オートマチックハイビーム ■フロントロアグリル(ブラック)/フレーム(ブラック) ■リヤコンビネーションランプ(LEDテール&ストップランプ+ターンランプ) ■リヤロアバンパー(ブラック) ■パワーウィンドウ ■ UVカット機能付プライバシーガラス(リヤドア・バックドア) ■ウィンドウシールドグリーンガラス(合わせ・高遮音性ガラス) ■パンク修理キット |
採用が熱望されていた電動Pは、搭載されました!
他、ベースグレードながら、本革巻きステアリングやLEDヘッドランプ、ハンドルやシフトノブのメッキ加飾、先進安全装備「Toyota Safety Sense」などを標準装備としています。
17インチスチールホイールを装備する点は惜しいところですが、見た目や贅沢装備に拘らないのであれば、必要十分です。質感も悪くないです。
