今回は、人気を集めるコンパクトSUVトヨタカローラクロスのマイナーチェンジ情報(一部改良)について予想を含めて紹介する(2023年モデル最新情報リーク)。
新グレードGRの設定、内装色の変更、第5世代ハイブリッド、ダイナミックスフォースエンジン採用、ディスプレイオーティオPlusの採用に注目が集まる。
価格は、10万円前後の値上がりを予想している。注目の内容がメガ盛りだから詳しく紹介しよう。
カローラクロスを2023年に一部改良(マイナーチェンジ)へ

*こちらの記事は、予想や噂を含んだ暫定情報となっています。随時更新しますので、ブックマーク登録がお勧めです。
カローラクロス 一部改良へ!

初期型のカローラクロスは、2021年9月に発売。2023年の9月に2年目を迎えることになる。現在も、ハイブリッドで1年以上の納車待ちという多くのバックオーダーを抱える状況だが、ハイブリッドの方は早くも受注を一時停止した。ガソリンも近いうちに受注を停止する予定で、バックオーダーを捌いて2023年秋ごろにも改良モデルの生産へ移行する予定。これも、生産状況により前後するため、なんとも明言できないのが現在の状況ではあるがトヨタの慣例からすると予想通りになるだろう。
そんな気になるカローラクロスの動向だが、先日ついに欧州トヨタが先行で一部改良情報を発表した。かなり明確な情報も出てきているので、詳しく紹介していきたい。
2023年で改良の可能性が高いのは?
- ディスプレイオーディオPLUS10.5インチ
クラウド経由での音声エージェントなど採用 - 車内Wi-Fi
- ワイヤレス機能付きApple CarPlay
- 12.3インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ
- プリクラッシュセーフティ「交差点・右左折時対応」に追加対応
- プロアクティブドライビングアシスト
- ソフトウェアアップデート
- GR新設定
- インナーミラー常時録画機能採用
- 内装ワインレッドカラー追加
- カラー変更も予定か
- カラー廃止も予定
- 第5世代ハイブリッドシステム
- ダイナミックスフォースエンジン
など
GRグレード新設定の可能性あり&この内容とは?
一番の注目は、新たにGRグレードの新設定が予想されている点だ。

GRグレード専用装備が多く採用される見通しで、専用装備として、シルバールーフレール、ブラック塗装のサイドミラー、ブラック塗装を採用したフロントグリル&ロアグリル、GR専用アルミホイール、GR専用サスペンション(足回り強化)、GR専用ブレーキキャリパーなどが採用される見通し。基本的に台湾仕様と準ずる内容で、ヘッドライトは日本仕様を維持すると思われる。

C-HR、ヤリスクロス改良版にて、同様に採用されるグレードで、やはりGR SPORTが投入される可能性は高い。



内装もGR専用装備が採用される見通しで、GR専用スタートスイッチ、GR専用シートが採用されるだろう。カローラクロス台湾仕様にて、すでに発売されていて採用されているのが確認できる。



リヤのバンパー、サイドドア下部分にもGR専用装備が採用されているのが台湾仕様のモデルで確認できる。

2022年8月に新グレードとして発売開始
これらは、ヤリスクロスCRSPORTにも採用されているパーツ部分であり、同変更となる可能性が高い。
内装にはワインレッドカラーを追加するか?

内装は、初期型モデルにおいて、Zにブラックのインテリアを設定していた。

ただ、海外仕様ではワインレッドの内装色を販売していて、色彩豊かなインテリアの雰囲気を持ち、日本仕様より上質感が高く見える魅力的なカラーとなっている。これを日本仕様へ、投入する可能性は非常に高い。
ヤリスクロスでは、2022年8月の初改良でGRグレード、内装色追加などが実施された。このことからも、カローラクロスへ新内装色の新設定がある可能性が高い。
常時録画機能を追加で装備するか

常時録画機能を持つ
自動防眩機能を持つカローラクロスのインナーミラー。カローラシリーズ(ツーリング・スポーツなど)の一部改良で採用した常時録画機能を改良にて、採用する可能性が高い。ドライブレコーダー同様に録画できるもので、SDカードへ映像を録画できるものだ。カローラシリーズは一部改良にて、ドライブレコーダー(前方)とバックガイドモニターを標準装備。録画機能付バックガイドモニターをオプション設定としている。
デジタルミラー機能に関しては、RAV4、ハリアーで採用するものの、トヨタコンパクトSUVでは非採用の方針であるため、見送りとなるであろう。
搭載される可能性が高い常時録画機能は、ハリアーにおいて撮影できる画角が狭いもので、カローラクロスで改善されているのか注目したい。この点に関しては、ハリアーの動画で解説している。
ディスプレイオーディオPlus10.5インチと12.3インチインフォメーションディスプレイ
先日、海外の欧州トヨタにて、先行で一部改良版のカローラクロスが発表された。他車種でも、海外で先行投入した内容を日本仕様へほとんどそのまま投入されている。このため、かなり注目して確認しておきたい。

最新のマルチメディア技術を備えアップグレードされたHMI(ヒューマンマシンインターフェース)を採用する。これらは、2022年10月にカローラシリーズですでに採用されており、カローラクロス日本仕様への搭載もまもなくと言える。
12.3インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイのデジタルコックピットは、まったく新しいハードウェアとソフトウェアを搭載し、最大の表示コンテンツ、幅広い柔軟性、燃料消費量、ハイブリッドシステムの操作、ナビゲーション表示などのカスタマイズ性を持ち、従来のメーターから大きく視認性を向上する。

従来車種ごとにバラバラで見ずらい文字のフォントであったが、新世代のメーターデザインへ変更される。トヨタブランドでメーターを統一していく方針のようだ。カローラシリーズで既に採用されているが、大きな利便性の向上を確認している。

中央のセンターディスプレイは、新型ノア・ヴォクシーで採用されているトヨタとして新世代のディスプレイオーディオPlus10.5インチを採用する。ワイヤレスApple CarPlayと有線Android Auto接続などを搭載。クラウドナビゲーション、ロードイベント、音声エージェント、無線アップデートが提供される見込み。さらに、MyTOYOTAアプリの一連の接続サービスには、運転分析、車の位置、さらには気候スケジュールやドアロックなどのリモートコントロール機能が含まれ予定。
これらもカローラシリーズにて先行採用されている内容で、カローラクロス日本仕様への可能性はほぼ確実である。
第5世代ハイブリッドシステム
そして、初期型モデルでは、第四世代ハイブリッドシステムを採用していたが、最新の第5世代ハイブリッドシステムを採用する。
これは、新型ノア・ヴォクシー、2022年10月発売のカローラシリーズ(セダン・スポーツ・ツーリング)で先行投入されている。
↓は海外トヨタが発表した内容である。
自己充電、フルハイブリッドFWD(フロント)またはAWD-i(インテリジェント全輪駆動)パワートレインで、より多くのトルク、より高い効率を実現。
タイヤの駆動を伝達するトランスアクスルは、低粘度オイルを使用し、再設計。電気的および機械的損失の減少により、効率と電力の改善に貢献する。
システム出力の合計が8%以上増加。リチウムイオン電池は、新しいバッテリーパックシステムで、以前よりも強力で40%軽量。
・FFの 2.0リットルのハイブリッドパワートレインは、146kW/197hpを生成し、8.1秒で0-100km/hの加速を実現。
・AWD-iのハイブリッドでは、後部車軸に追加の強力な電気モーターを備え、30,6kWが実現される。
・リアモーターは、滑時に駆動するタイプで、滑時四駆となる。
したがって、AWD-iカローラクロスは、FWDバージョンの加速性能を共有する。
下記は、カローラシリーズ(セダン・スポーツ・ツーリング)にて採用の第五世代ハイブリッドシステムのスペックで、同じ内容になる可能性が高い。
2022年10月発売モデルハイブリッド | カローラシリーズのスペック |
種類・シリンダー数 | 直列4気筒(M15A-FXE) |
総排気量 | 1.797L |
使用燃料 | レギュラーガソリン |
最高出力 | 72kW(98PS)/5,200r.p.m. |
最大トルク | 142N・m(14.5kgf・m)/3,600rpm |
フロントモーター最高出力/最大トルク | 70kW(95PS)/185N・m(18.9kgf・m) |
リヤモーター最高出力/最大トルク | 30kW(41PS)/84N・m(8.6kgf・m) |
WLTC燃費 | FF:27.3km/L~~30.2km/L |
カローラスシリーズと同様の進化が期待できる。大幅改良を受けたカローラシリーズは、非序にパワーが向上しており、さらに滑らかで静かな走りへと進化していた。
これらの進化により、改良前の初期型モデルから、2023年9月ごろ一部改良されるカローラクロスは、劇的な走行性能向上、燃費性能向上が期待される。
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米ではプリウスと同じ2Lハイブリッド採用
しかし、アメリカではなんと、新型プリウスと同じ直列4気筒2Lハイブリッドの採用が予定されていることが、トヨタUSAからの発表で確認された。詳細は、下記の記事がまとめているが、SUVというキャラクターを考えればカローラシリーズより排気量を拡大する可能性もあるだろう。
ただし、やはり日本仕様車では、価格や燃費を重視する考えから、上記の第五世代直列4気筒1.8Lハイブリッドを採用するのではないかと予想はできる。いずれにしても、期待は大きくなるばかりだ。
ガソリンも新世代のダイナミックフォースエンジンを採用へ
ガソリンエンジンも新世代のタイプへ移行する可能性が濃厚だ。初期型は、直列4気筒1.8Lガソリンエンジンを採用するが、ハリアー、カローラスポーツなどに採用されている新世代のダイナミックスフォースエンジンへ変更する可能性が高い。カローラスポーツが2022年10月の一部改良で採用したから、同じ流れとなり一部改良で採用するだろう。
下記は、カローラスポーツ:直列4気筒2.0Lダイナミックフォースエンジン(ハリアーなどと共通のエンジン)
種類・シリンダー数 | 直列4気筒(M15A-FKS) |
総排気量 | 1.986L |
トランスミッション | DirectShiftCVT |
使用燃料 | レギュラーガソリン |
最高出力 | 125kW(170PS)/6,600rpm |
最大トルク | 202N・m(20.6kgf・m)/4,900rpm |
WLTC燃費 | FF:17.2〜18.3km/L |
リニアな発進加速を実現するDirect Shift-CVTを組み合わせる。従来の無段変速ギアCVTに、一速の発進用のギアを追加したものだ。改良後もガソリン車は、2WDのみ販売される可能性が高い。
排気量UPに加え、トランスミッションも刷新されるから進化には期待したい。
最新世代のトヨタセーフティセンスを採用へ
2023年9月の一部改良では、安全先進装備もアップデートされる見込みで、
安全先進装備
- プリクラッシュセーフティ「交差点・右左折時対応」
- 緊急運転停止システム
- ソフトウェアアップデートOTA
最新技術をアップデートによる追加で可能とする - ACCとLTAとRSAのシステム改善による円滑な支援
などの内容を取り込む予定だ。
海外では一部改良版の価格が判明!日本でも値上がりは間違いなさそうだ!予想価格は?
2022年8月24日トヨタオーストラリアは、一部改良を実施したカローラクロスの本体価格を発表した。日本へ投入されるモデルの先行販売車と言える車両だけに、注目なわけだが、、日本円換算だと下記の通りとなる。
ハイブリッド | 2WD |
GX | 2,740,000円 |
GXL | 2,910,000円 |
Atmos | 3,160,000円 |
RAV4、ハリアーの2022年一部改良モデルでは、10万円から30万円ほど価格が値上がりとなっている。
これは、装備の充実化、原材料の価格高騰などが原因と思われるが、カローラクロスも同じだろう。よって、カロラークロスZの299万円販売価格は、値上がりとなり300万円を超える可能性が高い。予想の販売価格は、上位グレードで310万円前後となる。さらに、円安が進めばさらなる値上がりも避けられない。今後も、こちらの記事は更新を続けていく。
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